【釣り】

　風をつかんだ泳がせの名手が勝利の女神を呼び寄せた。２７日、岐阜県郡上市の長良川で開かれた「第６回郡上杯争奪−長良川アユ釣り大会」（郡上漁協主催、中日スポーツ共催）。参加２７６人の頂点に立ったのは山本高義さん（浜松市、４８）。強風の中、１５匹の釣果で大会初の連覇を達成した。優勝者は来年度の中ス杯全日本アユ選手権に招待される。山本さんは「めちゃくちゃ、うれしい〜」。２位は１匹差で昨年３位の鷲見冬彦さん（郡上市、４２）。風をものともせず瀬に挑んだが、数匹のバラシがあり、「ちょー、悔しい」。北風と太陽の物語のようだった。　（東條敏明）（7月29日 紙面から）

　夏ダコ、ラストチャンス！！　東京湾の超高級マダコは夏が旬だが、老舗の千葉県富津港「鹿島丸」では秋口にもうひとつの主役イイダコが始まってしまうので、実質８月中旬までが勝負。夏は０・５〜１キロ前後が中心とサイズこそ控えめだが、実は東京湾ブランドはこのサイズが一番おいしいのである。タコ刺しにバター炒め、さらにマリネやタコ飯などなど、外国産じゃまねのできない味は、まさに“引っ張りだこ”のうまさですぞ！（中日釣ペン　竹川啓二）（7月29日 紙面から）