北垣博美
2014年7月29日03時00分
8月15日の終戦記念日を前に、学童疎開を体験した梶宏さん(80)=中京区=が同1日、“母校”の元立誠小学校で初めて「戦争を語る会」を開く。今月1日、憲法解釈の変更で集団的自衛権行使容認が閣議決定された。いまこそ、「いかに戦争は無残か」を伝えたいという。
戦時体制に合わせ天皇に忠良な国民を育てるため、当時の小学校制度を改め「国民学校」ができた1941(昭和16)年の春。梶さんは1年生として立誠国民学校初等科に入学した。この年の12月8日、太平洋戦争が始まった。
44年、学童疎開が決まった。戦況が悪化するにつれ、都市を守る際に足手まといになる子どもを地方で生活させ、次世代の戦力を保持する目的だったとされる。
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