挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
転生少女は、乙ゲーの世界を生きる。 作者:☆春虎★

3話

今回は、もっと短めです!!
それから、彼は週3のペースで俺に会いに来た。
 月や週なんかは日本と同じ。
 1年が12ヶ月。
 1週間が7日。
 1日が24時間。
 ただ言い方が違うだけだ。

 1月・・・赤月
 2月・・・青月
 3月・・・緑月
 4月・・・黄月
 5月・・・桃月
 6月・・・水月
 7月・・・金月
 8月・・・紫月
 9月・・・銀月
 10月・・・黒月
 11月・・・白月
 12月・・・灰月

 日曜日・・・光の日
 月曜日・・・風の日
 火曜日・・・火の日
 水曜日・・・水の日
 木曜日・・・大地の日
 金曜日・・・雷の日
 土曜日・・・闇の日

 月は色、曜日は魔法の属性を表している。

 ・・・そろそろかな・・・
 彼とは週2のペースで会っていた。
 それなりに仲良くなってしまったが、そろそろお別れのようだ。
 俺は、気配を消してこちらを伺うメイドに気付いていた。
 きっと、ご婦人にでも言いつけるのだろう。

 「王子」

 今日の王子もキラキラだ。
 いつもと変わらい、軽い足取りで降りていく。
 王子が地面に降りたのを見て、声をかけた。

 「・・・ラクサスでいいと、何回言わせるのだ」

 そう、俺はいつも彼を王子と呼ぶ。
 立場を忘れないように、壁を作るように。

 だが・・・
 最後くらいはいいだろ・・・?

 ちょっとだけ、夢を見ても。

 「・・・ラクサス」

 俺が、名前を呼んでくれるとは思わなかったのだろう。
 彼は、驚いた様な顔をしていた。

 俺は、頬を緩めて何年ぶりかの笑顔を作った。

 「俺たちは、友達だよな?」

 それは、俺の願望。
 そうであってほしいという、小さな小さな俺の望み。

 彼は、またまた驚いて。

 「・・・あぁ!」

 いつもと同じ、彼らしい笑顔を俺に向けて帰って行った。
 王子とか関係なく俺はラクサスの友達と友達になれてうれしかった。
 でも・・・

 『さようなら、俺の初めての友達。』

 去って行ったラクサスの後を追うように発せられた言葉は、空気の中に溶け込み、やがて消え去った。
これ、実は、2年くらい前に書いたやつなんですよね~・・・
発掘しちゃいましてww
と、いうことでとりあえず投稿!!みたいなテンションで投稿しちゃいましたww
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ