安倍首相　メキシコ遺跡で願掛け「デフレ脱却と地方再生」

世界遺産テオティワカン遺跡を訪れ、杉山三郎愛知県立大特任教授（右端）の解説を受けながら見学する安倍首相夫妻 Photo By 共同

　メキシコ訪問中の安倍晋三首相は２６日昼（日本時間２７日未明）、ペニャニエト大統領の案内で、メキシコ市郊外の世界遺産テオティワカン遺跡を視察した。

　同遺跡の中で最大の遺構である「太陽のピラミッド」の頂上で願い事をするとかなうとの言い伝えがある。首相は記者団から何を願ったか聞かれ、「デフレ脱却、地方再生を願った」と語った。０４年に当時の小泉純一郎首相が訪れた際は「じゃあ郵政民営化実現だな」と決意を語り、後に実現。共同電によると、安倍首相は「ピラミッドの上まで行って願えば、かなう。ぜひ思いをかなえたい」と話した。メキシコ市内の国立人類博物館も見学した。