27日放送のサンデースポーツ(NHK)で、横綱白鵬に対して、デーモン閣下が苦言を呈する一幕があった。

番組にはゲストとして30勝を達成した白鵬が出演し、デーモン閣下と対談した。白鵬には笑顔が多く見られたが、優勝までの間それだけ緊張していたのだと明かした。

極度の緊張は閣下も感じていたようで「思い返せば、なんかちょっと今場所の横綱、変だぞ?って吾輩の目には映ってたのね。イライラしてませんでした? 前半戦」と白鵬に訊ねる場面があった。

白鵬は「イライラって言うよりは、結果を出したいっていうようなね。負けた二番が物語ってると思うんですね」と振り返ると、閣下は「負けた二番もそうなんですがね、前半戦ちょっと我輩が選んできた相撲で、豊真将戦、四日目。見ましょうか」と切り出しVTRを観ながらインタビューは進んだ。

ここで閣下は「相撲は良い相撲なんですが」「勝負決まってるんだけど、バーンってダメ押しした挙句に、睨みつけて、ずっと睨みつけて、まだ睨みつけて『何だお前!』って感じで」「下がっていく豊真将をずーっと睨んでた」と白鵬が、豊真将を睨み続ける様子を指摘した。

土俵際のやり取りについて白鵬が「ダメ押しじゃないんですよ。まだ(相手が土俵から)出てないんですよね」と説明すると閣下は「あれはダメ押しではないと。分かりました、あれはダメ押しではないとしまして、でもなんか機嫌が悪かったと」と印象を語った。

すると白鵬は「まさか豊真将関がね。まともにくる力士じゃないですか。変化っていうのは頭に無かったんでね、それはないだろうっていうね。もし稽古場でそれやられてたら、かわいがるかもね」と、笑顔で語った。

しかし閣下は「裏を返すとね、横綱白鵬どういってもみんな勝てないから、そりゃあ張りに行ったり、足蹴りに行ったり、みんなしてくるでしょうよ今後も。いちいち腹を立ててちゃ…。双葉山はそんなことじゃ腹立てなかったんじゃないかな?」と皮肉混じりに苦言を呈すると、白鵬は苦笑しながら「そうですね」と答えた。

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