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キム・ドンソク市民参加センター理事(56) |
30日、カンファレンスの晩餐には20人前後の米国連邦議員が参加する。行事を企画したキム・ドンソク市民参加センター理事(56)は「各地域の分散した力を、連邦議会があるワシントンで1つに集めてこそ『コリアンアメリカン』の政治力を示すことができる」として「地域単位で各自が動けば『アジアン』では分類されても『コリアンアメリカン』として認められはしない」と話した。
--なぜユダヤ系ロビー団体をモデルとして前面に出したのか。
「AIPACが毎年3月にワシントンで開く総会行事には米国の連邦議員が大勢参加する。私たちの韓国人団体もワシントンで結集して連邦議会を相手に堂々と要求してロビー活動をしようとの趣旨だ。カンファレンス期間中、市民団体の代表者150人余りが連邦議会を訪れて韓国人の専門職に対するビザクォーターを拡大する問題など、韓国人の要求を伝える計画だ」
--地域レベルの活動の問題点は。
「私も20年前、ニューヨーク・ニュージャージーで市民活動家として始めたが、地域に分散していればコリアンでなくアジアンの1つとして見なされるのが常だ。またこれまで慰安婦問題などで韓国人団体が成果を出したが、今や慰安婦イシューだけでなく米国内の韓国人の政治参加を通じて影響力を強化する方向に進む時だ」
--30日の晩餐に参加する主な人物は。
「米国上院のロバート・メネンデズ外交委院長(民主党)、下院のエド・ロイス外交委院長(共和党)らが基調演説を行う。親韓派のマイク・ホンダ下院議員(民主党)らが参加して、マーク・ベギッチ上院議員(民主党)も出席に前向きだ。安豪栄(アン・ホヨン)駐米大使が演説する予定だ」
--米議会の説得戦略は。
「ユダヤ人たちは米国政界に『イスラエルを保護してほしい』というふうには要求しない。イスラエルの問題は米国市民の兄弟・姉妹が関わっている家族の問題だと説得する。私たちも同じだ。韓国が地政学的に重要だという論理は今は効果的ではない。米国で税金を払う200万人の韓国人の家族にかかっている問題にすべきだ。米国の国益として論理作りをすれば受け入れられる」