シベリアの森林火災影響か 北海道でPM2.5値が7倍(07/26 07:30)
北海道で、大気汚染物質「PM2.5」の値が急上昇しています。札幌では一時、通常の約7倍もの値を観測しました。
25日、札幌市豊平区では、ピーク時で1時間の平均値が155マイクログラムを観測。通常時の約7倍の値でした。また、空気中に白いもやが掛かった状態「煙霧」が続きました。旭川市では、夜になって数値が上がり、午後9時の時点で133マイクログラムの高い値が出ました。気象庁はこの原因について、ロシアのシベリア地方で約7万3000haを焼く大規模な火災が起きていて、その煙が北海道内に到達した可能性があるとしています。
札幌市環境局・善徳信幸環境対策課長:「地域内の汚染だけで、これだけ急激に上がることは考えにくい。恐らく、越境してきた汚染物質ではないかと考えられる」