フジテレビ系のバラエティー番組「めちゃ×2イケてるッ!」の視聴率が低迷。今や「打ち切り危機」とまで言われているが、低迷のきっかけを作ったのが蛭子能収(66)といわれているのだ。
最近の「めちゃイケ」は視聴率が10%を超えることはほとんどなく、1桁の数字ばかり。ナインティナインがMCを務め、かつては当たり前のように20%を超えていた人気番組としては何ともさびしい限りだ。
他の民放関係者は「2~3年前から視聴率は下降気味だったが、それでも正月や改編期に放送されるスペシャルだけは高い数字を取った。でも今年の正月、1月4日に放送された『600回記念スペシャル』が12・2%と低迷してしまった」と振り返る。
視聴率が低かっただけでなく、この時、意外な裏番組に負けてしまった。その番組とはテレビ東京系の「ローカル路線バスの旅」。これは蛭子と太川陽介(55)が路線バスだけを利用して旅をするテレ東の人気企画だが、これが13・0%を記録したのは周知の通り。
「いくらテレ東の人気企画と言っても、まさか『めちゃイケ』が『ローカル路線バスの旅』に負けるなんて、数年前までは考えられなかった。結果が出た時は業界でかなり話題になりましたね」(同)
1回だけなら偶然ということもあるが、この両番組は4月26日にも再び直接対決。ここでも12・6%の「ローカル路線バスの旅」に対し、「めちゃイケ」は8・4%と完敗してしまった。
「スペシャルではなかったとはいえ、大差がついてしまった。もっともこのころは『テレ東が勝って当たり前』という感じで、誰も事件とはとらえなくなっていましたね」(同)
いずれにしても、正月のスペシャルで「ローカル路線バスの旅」に敗れてからますます低迷しはじめた「めちゃイケ」。このまま打ち切りになろうものなら「蛭子さんに引導を渡された」と言われてしまうかもしれない。
(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)