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ナチスと日本に分割統治されたアメリカが舞台 「高い城の男」ドラマ化にリドリー・スコットが参加

ナチスと日本に分割統治されたアメリカが舞台 「高い城の男」ドラマ化にリドリー・スコットが参加
『ブレードランナー』でもフィリップ・K・ディックを映画化したリドリー・スコット - Jason Merritt / Getty Images

 [シネマトゥデイ芸能ニュース] フィリップ・K・ディックが1963年にヒューゴ賞を受賞した小説「高い城の男」が、テレビドラマ化されることがDeadlineや複数のメディアによって明らかになった。

 本作は、テレビシリーズ「X-ファイル」で製作総指揮を務めたフランク・スポトニッツとリドリー・スコットのプロダクション、スコットフリーが共同で、アマゾン・スタジオズのもと企画しているテレビドラマ作品。監督はテレビシリーズ「バフィー~恋する十字架~」を手掛けてきたデヴィッド・セメルがメガホンを取り、脚本はフランク・スポトニッツが原作を脚色することになっている。

 日本でも1965年に出版された「高い城の男」は、第2次世界大戦が枢軸国の勝利で終わった15年後、ナチスのドイツと大日本帝国に分割統治されたアメリカ合衆国が舞台となった世界を描き、歴史改変SFとして日本とドイツで当時波紋を呼んだ作品でもあった。
 
 これまで同原作は、数年前にBBCで4時間のミニシリーズとして企画されたが製作されず、同じくアメリカのケーブルチャンネル、Syfyでもシリーズ化できなかった過去がある。もちろん、製作費が非常に掛かる作品であるために、アマゾン・スタジオズがこのたび同テレビドラマのパイロット番組をオファーし、本格的な製作に乗り出すことが決定したのは喜ばしいことだ。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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