軽費老人ホームとは - 介護施設の探し方ガイド

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軽費老人ホーム(A型・B型)とは

※A型、B型、C型の3種類がある軽費老人ホーム。特にA型とB型の仕組みを詳しく解説します。

3行でまとめ

  1. 身よりがない方や経済状況が厳しい方で、自立した生活ができる方向けの施設
  2. 自治体の助成を受け、低額で入居できる
  3. 平成2年以降は新設されておらず、全国で C型(ケアハウス) への建て替えが進められている

自治体の助成により低額で入居できる健康な方向けの老人ホーム

軽費老人ホームは、社会福祉法人や地方自治体などによって運営されており、自治体の助成を受ける形で低額で入居できる施設です。サービスの内容によってA型・B型・C型があり、このページでは特にA型・B型について解説します。

分類 A型 B型 C型
特徴 食事付き
介護なし
食事なし
介護なし
食事付き
介護付き
※詳しくは ケアハウス の項目で解説しています

A型・B型の軽費老人ホームは、平成2年以降新設されておらず、 ケアハウス と呼ばれるC型への建て替えが進められているため、その数は減少傾向にあります。収入制限を始めとする様々な入居条件があることもあり、入居難度はとても高いと言えるでしょう。

軽費老人ホーム(A型・B型)の良い点、悪い点

一般的に軽費老人ホーム(A型・B型)の良い点、悪い点は以下の部分だと言われています。

良い点 悪い点
  • 有料老人ホームと比較して低額で入居できる。
  • 介護や医療ケアが必要となった場合は退去が必要となる。
  • 施設数が限られているため入居が困難。

入居条件

治体の助成を受けるため低額で利用できますが、入居の際には収入制限を始めとしたいくつかの条件があります。

年齢制限 介護度 認知症受け入れ 収入
60歳以上 自立、支援 対応していない 世帯月収34万円未満

食事付きのA型と食事なしのB型では、月額費用が大きく異なります。A型は6~17万円程度が一般的で、B型では3・4万円程度が一般的です。

費用

費用についても、一般(自立)型と介護(特定施設)型によって体系が異なります。一般(自立)型の施設では入居金が不要な場合もあります。

初期費用 月額
数十万円 3~20万円

費用の詳細を見る

施設・設備・居室について

居室が個室で共有のリビングや浴室がある場合がほとんどです。室内はバリアフリー化されており、高齢者が安心して暮らせるようになっています。自立して暮らせる方向けの施設ですので、機能訓練設備や医療ケアを受けられる設備は置かれていません。施設によってはレクリエーションに力を入れている所もあれば娯楽設備がない場合もあります。

医療連携 機能訓練設備 娯楽設備 居室
なし なし 一部あり 個室
(夫婦入居可もある)

提供サービス

介護サービスや医療ケアといったサービスを受けることはできません。介護が必要になった場合は 特別養護老人ホームに移ることとなります。受けられるサービスとしては、介護職員による見守りや一部の生活支援のサポートが中心となります。A型では食事が提供されます。

身体介護 機能回復 生活支援 レクリエーション
なし なし 一部あり
(洗濯、買物等)
一部あり