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元パチンコ店員が考える、「パチンコ業界への就職」をオススメしない3つの理由。

 

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ぼくは、元パチンコ店員です。というのは前記事でちょいちょい言っているかと思います。前記事は以下になります。

 

未経験者は知らないパチンコ業界の裏側 - YOSHIKI NEWS!!

 

さて、一昔前と違ってパチンコ業界というのはとても健全化が進んでいると思います。まあ脱税件数などは相変わらず多いですが。

 

昔と違って新卒採用を積極的に行ったり、禁煙パチンコを増やしたり、1円パチンコ・5円スロットを導入して金銭消費型から時間消費型へシフトしたり。業界を挙げて行うこれらの取り組みは、ほんの20年前では確実に見られなかった光景です。

 

しかし、ぼくは元業界人として一言言いたい。パチンコ業界はいろいろしんどいよと。「入るな」と言っているのではない。「アミューズメント業」とか「サービス業」という耳心地の良い横文字に惹かれて入社するのは安易なんじゃないんですか?と言いたいのです。

 

ここで、ぼくが特に思った「パチンコ店のしんどいところ」を3つ挙げたいと思います。

 

① 客層が悪い

 

やっぱりギャンブルだからね、しょうがないね。と言ってしまえばそれまでだが、特に女の子はしんどいと思いますよ。

遠隔だなんだーってネットで騒がれていますけど、パチンコの勝ち負けなんて、店でどうこうできるものではありません。誰にもどうこうできません。

しかも、パチンコというのは「確率」を楽しむものなので、確実に当たるところなんてのもありません。くじ引きと一緒です。

というのは店側の人間だから冷静になれるところであって、何万と注ぎ込んでいるお客様にはそれが通じません。マジで。

ひどい場合には暴力沙汰、店の設備を破壊、なんてのはよくあること。そうよくあることなので、店の人間は意に介しません。

自分の責任が及ばないことで客に暴力を振るわれ、店は「よくあること」で済ませる環境にあなたは耐えられますか?

 

② 体のあちこちを壊す可能性が高い

 

ぼくの場合は腰と耳をやっちまったなー!でした。幸い今はデスクワークなので腰は快方に向かっております。

しかし耳、ようは聴力ですね。これは自然に治りません。つまりぼくは一生このまま過ごすわけですよ。手術できるのか分かりませんが。

退職後に久々に実家に帰り、テレビを観ていたところ、父親に

「音量がでかいわ!!」

と怒られるぐらいには聴力が低下しています。いいんですか?たかだか6年いただけでこうなりますけどいいんですか?

 

③ 業界規模が縮小し、縮小させられている

 

縮小するパチンコ市場、20年で参加人口3分の1 (エコノミックニュース) - Yahoo!ニュース

 

ぼくがいた6年間でも、

・パチスロ出玉規制(4号機から5号機へ)

・販促物規制

・イベント規制

などなど、警察庁による業界への圧力は年々増しているなーと感じていました。

特にパチスロが5号機になったばかりの頃というのは業界全体が「冬の時代」と呼ばれていて、パチスロ台数を減らしたり、パチスロ専門店を閉店させたり、会社ごと倒産したりというとてもしんどい時代でした。今後も、この締め付けが加速することはあれど、ゆるくなることは無いでしょう。だって、今までがウハウハでしたからね。

 

おまけ

 

これらに加えて、1円パチンコなどのいわゆる「低貸」コーナーの隆盛によって、業界の利益構造は大きく変化しています。

今まで4円パチンコがメインの遊び場だったユーザーが、続々と1円パチンコへ流れていっているのです。

現在では、1円パチンコ専門店などもできる盛況ぶり。やはりみなさんお金が無いんでしょうねー。

1円パチンコがメインになると、単純に利益が薄くなります。そりゃそうですよね。だって1玉1円なんですもん。

なので、これからどうやって利益確保を行っていくのか?というのも、パチンコ業界の課題となるでしょう。

 

どうですか?これを見ても、入ってみたいですか?最初に言いましたが「やめておけ!」ではなく、「アミューズメントと言ってはいるが、実際にはこういうことがあるから、熟慮してね♪」ということですので、あらかじめご了承くださいませ。