札幌市交通局は25日、路面電車ループ化の開業を延期すると発表した。工程的な調整が困難であることから、当初予定していた2015年春の開業を断念。軌道新設工事の着手を雪解け後にずらし、同10―12月の開業を目指す。
ループ化は西4丁目停留場―すすきの停留場間の札幌駅前通に軌道を新設するもの。施工区間は約400mで、両サイドの歩道に沿って走るサイドリザベーション方式を採用する。
当初は土木と軌道敷設をまとめて発注したが2回不調が続いたため、土木と軌道敷設に分離。土木を先行し、内回りと外回りに分けて5月に発注した。
未発注の軌道敷設は、土木の進ちょくに合わせて14年9月ごろの着工を予定していたが、同じエリアで複数業者が入り交じって作業することは品質管理上困難と判断。
軌道工事のうち既設線改良は14年10月ごろに着工し、年度内に完了。新設区間については15年の雪解け後から工事に入り、9月末までに終える見通しだ。
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