売れるコトバの法則 ターゲットに呼びかける
人間は自分に関心あることしか目にはいらない
チラシやPOPなどの販促物のキャッチコピーに困ったら
「ターゲットに呼びかける」
という方法を考えてみましょう。
あなたのお客さまに呼びかけてみる。
そういうことです。
どうしてターゲットに呼びかけるキャッチコピーが反応をとれるかというと、
人々は自分に関心があるからです。
ターゲットに呼びかけるキャッチコピー。
あなたも一度や二度みたことがあると思います。
こんな感じです。
「今すぐやせたい方へ」
「売上をあげたい経営者の方へ」
「○○にお住まいの方へ」
「英語が苦手な方へ」
「温泉をゆっくり楽しみたい方へ」
などなどです。
具体的に、あなたの商品がどういう人向けなのか?
ターゲットを明確にして、その人に呼びかけてみる。
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これは通信講座の会社の新聞折込チラシです。
そのチラシが入っている新聞の読者だけに呼びかけています。
ただ「ご愛読者の皆様へ」ではなく、「朝日新聞ご愛読者の皆様へ」と言っているんです。
ここがポイントです。
通信講座っていうのは、不特定多数の消費者がターゲットですよね。
宅建取引や気象予報士などの資格を取るための講座や、書道や絵手紙などの趣味、英会話や手話などの実用講座。
たくさんの商品です。
ターゲットが幅広いってこと。
こんなに幅広いターゲットの場合でも、このチラシは、せまく設定していますよね。
どうしてかっていうと、販促物のターゲットをせまく設定したほうが、反応がよくなるからなんです。
そのほうが伝わりやすくなるんですね。
たとえば、
「大和市にお住まいのご家族のみさん!」
って呼びかけられると、大和市に住んでいる人は、無意識のうちに「関心」をもつんです。
地域名で呼びかける販促物は伝わりやすくなります。
もともと関心がなかったら、見ないですから。
とっても反応がよかった薬屋さんのPOP。
「仕事を休めず風邪を早く治したい方へ」
風邪を引いていない方にはまったく興味のないPOPですけど。
しかし、風邪を引いていて仕事の都合上、早く治したい方にはピンポンと響くキャッチになるんですね。
それも2つのキーワードを書いているので、よりいいわけですね。
「仕事を休めない」と「風邪を早く治したい」
見て欲しい人をはっきりさせ、ダイレクトにその方に呼びかけるタイプです。
「ターゲットに呼びかける」
ある観光ホテルの女将さんの話です。
ある宿泊の商品、それまで「ひとり旅プラン」として、ネットなどで売っていました。
そのときには、ひと月に5人くらいのお客さましか利用がなかったんです。
これを「女性のひとり旅プラン」にしたところ、ひと月60人以上になったのです。
反応がよくなった。
「ひとり旅」より「女性のひとり旅」のほうが、ターゲットがせまいですよね。
あなたの販促物のターゲットをせまく設定してみましょう。
たとえば顔の見えない不特定多数ではなく、
「女性」をターゲットにしてみる。
さらに
「30代の女性」
さらに
「30代の主婦」
さらに
「30代主婦で仕事を探している人」
さらに・・・・
というふうに、なるべくせまくしていくのです。
せまいほうが、あなたのお客さまに届きやすくなるのです。
伝わりやすくなるってこと。
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