アフィリエイト道を歩んでいるここ一週間。これはあるなぁ、納得したツイートです。


アフィリエイターが生産する記事は質が低い

この業界を覗いてみてわかってきたんですが、いわゆる「アフィリエイター」の大部分は、ペラッペラなサイトしか作れなかったりするんです

彼ら自身が「高報酬の案件きた!よし、ペラペラのサイト作ろう!」的なノリでサイトを制作しているので、コンテンツに愛がありません。あくまでアフィリエイト報酬ありきで、サイトを作っているんです。人によっては一ヶ月で100サイト近く立ち上げることもあるそうな。

彼らはSEO的な工夫は上手いんですが、紹介文に愛がないんですよ。愛が欠如している状態ですと、当然コンテンツにも熱がこもらず、妙に客観的・機械的で面白くない情報まとめサイトが一丁上がりでできあがります。


稼ぎたいアフィリエイターにとっては、それはそれでいいんでしょうけれど、これ、広告主にとっては微妙に願望とズレがあると思うんですよ。

情報を整理したペラサイトを作ればいい、というだけなら別に自社でもできちゃうわけです。最近バズワードになっている「オウンドメディア」は、まさに「自社でアクセス集めた方がいいんじゃね?」という問題意識が背後にあると思います。

お金をばらまいてアフィリエイターにペラペラの記事を書いてもらうくらいなら、編集者を雇ってオウンドメディアに取り組むべきです。編集者の腕次第ではありますが、多分その方がパフォーマンスも高まると思います。

アフィリエイターのアクセスって結局検索エンジンが主流で、最近のソーシャルやキュレーションアプリの中には乗りにくいですし。オウンドメディアだったら、ソーシャルバズもGunosyもSmartNewsもヤフトピも狙えます。


愛と工夫をもって紹介できるブロガーこそ、アフィリエイトをやるべし

はい、そこでブロガーの出番です。オリジナルな文章を書くことを中心にしているブロガーが、自分の愛用している商品を紹介してくれるとしたら、それは企業にとっても価値あることになるでしょう。

顔の見えないアフィリエイターの紹介だと「この人がおすすめしているなら、使ってみようかな…」という推薦効果がないんですよね。個人レベルで読者を掴んでいるブロガーなら、「ま、このブロガーが言うんだから試してみるか」という感じでコンバージョンしやすいわけです。

また、ブロガーのコンテンツは各種キュレーションメディアへも配信されます。先日「シンプル火葬」をアフィリエイトリンク付きで紹介したんですが、BLOGOSの方でけっこう読まれていますね。SmartNewsとかにも流れたかも?こういう拡散はアフィリエイターにはできない導線かと。

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冒頭に引用した「えいたろう」さんが指摘してくださっている通り、ぼくらブロガーがアフィリエイトに積極的に取り組めば、企業側のアフィリエイト施策のコストパフォーマンスは高まっていくと思われます(無論、企業側が良い製品・アフィリエイトプログラムを提供することが前提ですが)。

そうしてアフィリエイトのパフォーマンスが高まっていけば、自然と広告主が増えて、魅力的なプログラムが増えていく…という好循環が生まれうるわけですね。絵空事のようですが、スタートアップ界隈なんかに関しては、これはけっこう作りやすい流れだとも思います。


ぼくらブロガーは、アフィリエイトのために記事を書いているわけではありません。個人を全面に出し、書きたいこと/書くべきことを書いているブロガーが多いでしょう。

そういうブロガーたちが積極的にアフィリエイトに取り組むと、企業/書き手の双方にとってメリットだらけの未来になると思うんですよ。というわけで、腕に自信のあるブロガーのみなさまはぜひアフィリエイトに挑戦してみてくださいませ。



注意点があるとしたら、アフィリエイトってけっこう地味なんですよね。ぼくは最近、ひたすらA8.netとかバリューコマースとかアクセストレードの中身を漁っています。良いプログラムに出会ったら、過去記事のリンクを差し替えたり、新規で紹介記事を書いてみたり…。このプロセスを楽しめないと、アフィリエイトはうまくできないでしょうね。

プログラムを探す手間を省くためにも、ちょいちょいおすすめプログラムのまとめを書いていこうと思います。先日第一弾をまとめたので、ご参考にぜひ(IT系ブロガー必見!「アフィリエイト」で紹介できるおすすめウェブサービスまとめ)。