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PM2.5、札幌・旭川・千歳市で注意喚起 イベント中止も

(07/26 11:59、07/26 14:38 更新)

「PM2・5」が高濃度となった影響で遠景がかすむ札幌市内=26日午前7時10分、白石区

「PM2・5」が高濃度となった影響で遠景がかすむ札幌市内=26日午前7時10分、白石区

 札幌、旭川、千歳の3市は26日午前、呼吸器系などへの影響が心配される微小粒子状物質「PM2・5」の大気1立方メートル当たりの1日平均濃度が、環境省の暫定指針の基準値(70マイクログラム)を超える可能性があるとして、外出を控えるなどの注意喚起を行った。道内での注意喚起は今年3月の室蘭市に続いて2例目で、道内の複数の自治体が同時に注意喚起を行うのは初めて。

 国は、午前5〜7時のPM2・5の濃度が平均値で1立方メートル当たり85マイクログラムを超えた場合、各自治体に注意喚起を行うように定めている。道によると、26日の各自治体の平均値は、札幌が95・7マイクログラム、旭川が103・7マイクログラム、千歳が90マイクログラムとなり、それぞれ初めての注意喚起を行った。

 注意喚起は終日有効で、いずれの自治体も、《1》屋外での激しい運動や外出を控える《2》部屋の換気や窓の開閉を減らす《3》呼吸器系や循環器系に疾患がある人、子ども、高齢者には慎重な行動を求める―を行動の目安として呼び掛けている。

 この影響で、札幌市中心部で予定されていたスポーツイベント「まちなか運動会」が中止されたほか、千歳市の介護老人保健施設「北星館」は周辺町内会と合同で行う予定だった避難訓練を取りやめた。新千歳空港の航空機の運航に影響はないという。

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