また、この工程における品質上の注意点があれば合わせてご教示願います。
よろしくお願いいたします。
http://blog.mag2.com/m/log/0000126934/107257200?page=1
- 焼きいれ:組織がオ-ステナイト化するまで温度を上げ、急冷却してマルテンサイト組織に変態させて、硬くする操作です。
- 焼きなまし:焼鈍ともいいます。熱した組織をゆっくり冷やして軟らかく、結晶組織の調整もしくは残留応力を取り除く操作です。
- 焼きもどし:焼きいれした組織を、変態とか析出を進めて安定組織にするために、ある温度に加熱、冷却する操作です。
- 焼きならし:変態点以上の温度に加熱してオーステナイト組織にしてから空気中で放冷する操作です。
http://d.hatena.ne.jp/rakusyou/mobile?date=20050821
(1) 焼ならし
常温加工、火作り、あるいは冷却によって、炭素鋼に生じた変形や組織の粗大を除き、正常な状態に戻すため一様なオーステナイトにした後、静かに空中放冷することを焼ならしという。
(2) 焼なまし
焼ならしと同様に、組織を正常化するために行う操作。完全焼なまし、球状化焼なまし、恒温焼なまし、ひずみ取り焼なましがある。
(3) 焼きいれ
(ほぼ30℃~50℃から)急冷して、マルテンサイト組織のかたさ高い組織を得ることを焼入れという。焼入れ速度は水、油などの冷却剤とその温度、焼入れ温度の高低による。なお、急激に焼入れを行うときは、焼き割れが生ずるから、注意しなければならない。
(4) 焼きもどし
焼入れをするとかたさは大となるが、もろくなるので、そのままでは一般用途に適さない。そのため焼きいれ鋼をA1点以下の温度で再加熱し、必要な粘りを取り戻すことを焼きもどしという。再加熱の温度は目的により異なる。
焼きなましについては、温度と時間の管理さえ間違えなければあまり問題は発生しないと思います。
焼入れについては、鋼材の炭素量、形状、焼入れ温度、冷却速度 などにより、
硬度不足、溶け、焼き割れ、歪などが発生しますので、正しい条件設定とその管理が必要になります。
材料の溶け、歪などは目視、寸法測定で分かりますが、割れについては磁気探傷試験などが、硬度についてはサンプルをカットしてみて組織の検査及び光度計による検査が必要になります。
工場などでは焼入れの条件管理と、サンプルの抜き取り検査で品質を保証しています。
http://www.yamagataseiken.co.jp/techno/topic-5.html
金属材料基礎講座
http://www.alonics.co.jp/Amerithermcontent/overview_hardening2.h...
高周波誘導加熱による焼き入れ
http://sc-smn.jst.go.jp/8/bangumi.asp?i_series_code=B000601&i_re...
ばね自動車用ができるまで 14分の動画
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