タイで豪華列車脱線 日本人２人軽傷

7月28日 5時02分

タイ中部で２７日、豪華列車として外国人観光客に人気のあるシンガポール発バンコク行きの列車が脱線し、乗客の日本人女性２人が軽いけがをしました。

タイ中部のラチャブリ県で２７日午前１０時すぎ、シンガポール発バンコク行きの列車「イースタン・アンド・オリエンタル・エクスプレス」が脱線しました。
タイの地元メディアや病院によりますと、この事故で４０歳と６１歳の日本人女性２人が首などの痛みを訴えて病院に運ばれましたが、外傷などはなく、けがの程度は軽いということです。
列車は映画「戦場にかける橋」の舞台になったクワイ川鉄橋があるタイ中部のカンチャナブリに向かう途中で、タイの運輸当局によりますと、２人はけがの手当てを受けたあと、ほかの乗客らと共にバスで旅行を続けたということです。タイの鉄道当局では前日からの激しい雨で地盤が緩んだのが原因とみて調べています。
「イースタン・アンド・オリエンタル・エクスプレス」は、外国人観光客に人気のある豪華列車で、ヨーロッパのオリエント急行を思わせるような豪華な内装や食事などのサービスで知られています。