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ボコ・ハラム カメルーン副首相の妻拉致7月28日 7時00分
西アフリカのナイジェリアで200人以上の女子生徒を連れ去ったイスラム過激派組織が、隣国のカメルーンに越境し、カメルーンの副首相の妻を拉致するなど襲撃を繰り返しており、周辺国でもボコ・ハラムに対する警戒が強まっています。
現地からの報道によりますと、西アフリカのナイジェリアでテロ活動を続けてきたイスラム過激派「ボコ・ハラム」の武装グループが27日早朝、隣国のカメルーンに越境して北部の国境付近の町を相次いで襲撃しました。
現地に滞在していたカメルーンのアリ副首相の一行も襲われ、副首相は無事に町を脱出したものの、妻が拉致され、現地では今も軍と武装グループとの間で戦闘が続いているということです。
カメルーンは、ボコ・ハラムが今年4月、200人以上の女子生徒を連れ去る事件を起こしたことをきっかけに、ナイジェリア政府に協力してボコ・ハラムへの軍事作戦を強化する姿勢を示していました。
ボコ・ハラムは、こうしたカメルーン政府の姿勢に反発を強めているものとみられ、先週からカメルーンに越境して襲撃を繰り返しています。
ボコ・ハラムによる相次ぐ襲撃やテロにナイジェリアの周辺国でも警戒が強まっています。
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