団地生活で印象に残ったことは? - 住まなければ分からない楽しさや苦労とは

団地生活で印象に残ったことは?

複数の同じ建物が共有する敷地内に立ち並んでいる団地は、1棟だけのマンションとは違った暮らしぶりがありそうだ。今回は、マイナビニュース会員の男女500名を対象に「団地に住んだことはありますか?」という質問を行い、「はい」と回答した88人(17.6%)に、団地生活で印象に残っていることを聞いてみた。

Q.団地生活で印象に残っていることを教えてください

■団地特有の出来事やイベント
・「大きな団地だったので、団地内に移動販売車が来ていたところ…生鮮食品やパンの販売車など、いろいろあって面白かった」(28歳女性/団体・公益法人・官公庁/技術職)
・「防火訓練やバーベキューをするのが楽しみでした」(55歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「団地になっているビワを団地のみんなで食べるピクニックみたいなイベントがあった」(33歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)

■建物や敷地に関して
・「窓を開けて見える景色が団地しか見えなかったこと」(28歳女性/団体・公益法人・官公庁/技術職)
・「5階建てでエレベーターがない3階に住んでいたので階段の上り下りがちょっときつかった」(47歳男性/ソフトウェア/経営・コンサルタント系)
・「中が薄暗くて夜は怖い」(28歳女性/自動車関連/技術職)

■近所付き合いが煩わしい
・「仕切るボスがいて、嫌われないよう気を使いました…奥さんの不満が大きく、早く一戸建てを買う原動力にもなりました」(54歳男性/電機/技術職)
・「同じくらいの年齢の子供がたくさんいると、人付き合いが大変…親同士、子供同士でもグループができたり、競争意識が強い人がいたりすると面倒」(28歳女性/団体・公益法人・官公庁/その他)
・「上の階の音だけでなく、横になると下の階の音まで気になりました」(34歳女性/団体・公益法人・官公庁/技術職)
・「班ごとの草刈りノルマとかが面倒」(26歳女性/金融・証券/事務系専門職)

■変な住人がいた
・「猫や犬が禁止なのに飼育している非常識者が多い」(29歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)
・「変な人、危ない人、ダメな人が多い」(30歳男性/電機/技術職)
・「変わった外国人が多く住んでいて、畑とかを勝手に作っていた」(32歳男性/機械・精密機器/技術職)

■子供の頃の思い出
・「子供の頃の団地生活では、自然と団地の公園に子供が集まるので友達がたくさんいた」(30歳女性/印刷・紙パルプ/秘書・アシスタント職)
・「同級生が多く夏休みはいつもみんなで朝から晩まで遊んでいた」(27歳女性/電機/技術職)
・「子供会でのイベントが楽しかったです…クリスマスのプレゼント交換が良かったです」(31歳女性/ソフトウェア/事務系専門職)
・「一人っ子ですが、いろいろな年の子供が仲良く暮らせて楽しかった」(34歳女性/機械・精密機器/秘書・アシスタント職)

■総評

建物や敷地に関する意見は少なく、近所付き合いや他の住人に関する印象を寄せてくれた人が多かった。近所付き合いに関しては、一般的なマンションよりも濃い関係が築かれるらしく、煩わしいと感じている人が多く見られた。少数ながら、「自治会が楽しい」「隣近所が仲が良かった」と回答していた人がいたり、「防火訓練やバーベキューをするのが楽しみでした」など、団地特有のイベントに関する回答もあり、楽しい面もあったようだ。

また、今回のアンケートでは子供時代に団地に住んでいたという人から、同年代の友達と遊んだ思い出や、多少年が離れていても仲良く暮らしていた思い出などが多く届いている。大人にとっては煩わしい近所付き合いでも、子供にとっては楽しい生活環境だったのかもしれない。

調査時期: 2014年6月14日～6月16日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性258名 女性242名　合計500名
調査方法: インターネットログイン式アンケート