【福島テレビＯＰ】ムーンリットレイクＯＰ初Ｖ

好位から抜け出して勝ち、オープン初勝利を飾ったムーンリットレイク（奥）【拡大】

　２７日の福島１１Ｒ福島テレビオープン（３歳上オープン、芝１８００メートル）は、戸崎圭太騎手騎乗の５番人気ムーンリットレイク（牡６歳、美浦・加藤征弘厩舎）が好位から抜け出して勝ち、オープン初勝利を飾った。タイムは１分４７秒４（良）。

　ルナが気合をつけてハナに立ちねムーン率とレイク、ダイヤモンドダンス、メイショウサミットなどが好位に続く。圧倒的人気に推されたレッドレイヴンは縦長の展開のなか、後方から５番手あたりの位置でレースを進めた。速いペースで流れたが、２番手を進んだムーンリットレイクは手応え十分。直線では先に抜け出したムーンリットレイクと、中団から鋭く追い込んだアロマカフェの争いになり、戸崎圭太ｖｓ内田博幸という大井出身の名手が叩き合う。最後はムーンリットレイクがクビ差先着して、初のオープン勝ちを飾った。２着が４番人気のアロマカフェ。レッドレイヴンは２着は１／２馬身差の３着まで追い上げるのが精いっぱいだった。

　ムーンリットレイクは、父ディープインパクト、母ムーンライトダンス、母の父Ｓｉｎｎｄｅｒという血統。通算成績は１４戦６勝となった。

　戸崎騎手は「（実戦で乗るのは）初めてでしたが、直前の調教にまたがって癖はつかんでいたし、レースも外枠からスムーズに先行できて、あのポジションで折り合いもつきました。いいリズムで運べたし、直線でも粘り強く脚を使ってくれましたね。これぐらい走れる力は持っている馬だし、いいときに乗せてもらいました」と素質馬の実力を高く評価していた。

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