「後で読む」といえば「Pocket」や「Instapaper」が定番ですが、Pocketには「タグ」というちょっと難しい概念が使われており、Instapaperは有料アプリです。
『PaperSpan』は両者のいいとこ取りをしたようなアプリ。無料で利用でき、フォルダを作ってラクラク管理できます。英語ですが使い勝手は非常にシンプルにできているので、「後で読む」サービスがよくわからないという方にもオススメです。

PaperSpan - Read Later Offline 価格：無料

ログインにはGoogleアカウントが使えます。
専用のアカウントを作ることもできますが、パスワードを忘れそうな心配があるならGoogleアカウントに紐付けても良いかもしれません。

もちろん『PaperSpan』もウェブアプリ（PCブラウザから使うアプリ）もあり、またブックマークレットも用意されています。
しかしAndroidスマホにおいてそれは不要。「共有」から一発で保存可能です。

左サイドからメニューを引き出し、「Add Folder」をタップするとフォルダを追加できます。
デフォルトの「Read Later」フォルダはニコニコ動画でいう「とりあえずマイリスト」のような、あるいはGmailでいう「受信トレイ」のような、一時的に保存しておく場所として使うと良いかと思います。

とりあえず後で読みたいものをパパパッと登録し、その後でフォルダを分けておけば読む時に探す手間も省けます。

『PaperSpan』にはアーカイブ機能がないようですので（削除は可能）、「未読」「既読」フォルダを作るのもアリかも？
件数が多い方は日付ごとやウェブサイトごと、ジャンルごとに分けても良いでしょう。

フォルダ移動の隣のマークがダウンロードボタンです。タップすると記事が端末内に保存され、オフラインでも閲覧できるようになります。

表示中にメニューから「Text View」を選ぶと、ページ背景や装飾などが取り払われ、最低限の画像と最適な幅での折り返しなどが適用されます。

自動ダウンロード設定、ダウンロード件数、画像ダウンロードの可否、モバイルデータを使うかどうかなどを決められます。
更にInstapaperにもあったチルトスクロール（端末を傾けると自動的にスクロールする機能）もついています。
Sync（同期）を使うと、PCで保存したページを端末ですぐに読めるようになるものと思われます。

PaperSpan – Save Now | Read Later
↑こちらからPC版を利用できます。

ログイン後に表示される「Read Later」ボタンをブラウザのブックマークバーに持って行くとブックマークレットになります。
ブックマークレットとは、簡単にいうと「ブックマークを追加するブックマーク」みたいなもの。
『PaperSpan』に保存したいページをブラウザで表示してからこのブックマークレットボタンを押せば即座に保存できます。

手動で追加しなくても、Chromeブラウザをお使いならエクステンションがあります。
Chrome ウェブストア – PaperSpan


執筆時点現在ではIFTTTチャンネルを持たず、ブックマークレットを使った手動管理が主になるかと思います。
Amazonアプリ版もありますので結構幅広いデバイスで活躍すると思います。
Amazon.co.jp： PaperSpan – Save Now | Read Later: Android アプリストア