原発新規制基準:16日川内「合格」 規制委が提示

毎日新聞 2014年07月14日 21時29分

 原子力規制委員会は14日、九州電力川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島県)の再稼働の前提となる安全審査で、事実上の「合格証」となる審査書案を16日の定例会で提示すると発表した。東京電力福島第1原発事故後の昨年7月に施行された原発の新規制基準に基づく「合格」第1号となる。

 審査書案は、川内原発の過酷事故対策や地震、津波の想定などがいずれも新規制基準に適合していることを示す。提示後に30日間の意見公募を経て、正式に合格が決まる。ただし、その後も設備の使用前検査に1〜2カ月かかる予定。再稼働は、これに加えて地元の同意も必要で、10月以降になる見通しだ。【酒造唯】

最新写真特集