東証:売買10銭単位に 取引活性化を期待

毎日新聞 2014年07月14日 21時25分(最終更新 07月15日 01時56分)

株価の表示がこう変わる
株価の表示がこう変わる

 一方、売買が10銭単位でばらつくと、個人投資家に分かりにくく、注文に手間取ることも考えられる。短時間の売買を繰り返して利益を得るデイトレーダーにとっては、変動幅が少なくなり稼ぎにくくなる可能性がある。SBI証券の藤本誠之シニアマーケットアナリストは「もともと取引量が多い銘柄は、価格が小刻みになれば売買が極端に増え、システムに負荷がかかる恐れがある」と話す。

 東証は売買状況を見て、来年秋に対象銘柄や単位の見直しを検討する。【土屋渓、鈴木一也】

最新写真特集