弓のお手入れやら消耗品の補充やら
久々に人族のほうの町に戻って来た翌日。 早速ネクシアの坑道に鉱石を掘りに行く、ライトメタルと爆裂鉱石が欲しい所だが……。
30分ぐらい掘って鉱山から撤収。 まだ鉱脈の回復の具合が程々なので、1人で山ほど掘ってしまうと、周りとのいざこざを引き起こす可能性がとても高いのだ、鉱石が欲しいのは自分1人ではないのだから。 成果は最低限のライトメタルに、かなりの量の爆裂鉱石、ある程度の鋼鉄と銀を入手できたので良しとしよう。
さらに帰り道で木を数本切って行く。 木も最初は山ほどあったのに、最近は少なくなった。 いうまでもなく弓を使う人が増えたからなのだが。 それに魔法使いの杖も土台は木だからな……。 資源の枯渇が激しくなってきている以上、どこか新しい資源獲得方法か、場所を新たに見つけ出さないと厳しい状況だ。 運営の方に追加してくれる予定があるといいのだが。
ネクシアからワープしてファストに戻り、いつもの木材加工場にてX弓の手入れを始める。 今まで以上に酷使してきたので色々バラして修理用木材を入れていかねばならない。 予想以上に痛みが激しく修理用木材がどんどん消えていく、街の鍛冶屋の腕が悪いわけではないのだが特殊すぎる武器は手入れが難しすぎる、これが難点だな……。
辛うじてある程度のこった木材は矢に仕立てる。 このあと鍛冶場に行って鏃を作ってそこで合成すればいい。 特に消耗が激しいツイスターアローの補充を多めにしておかないといけないな。 逆にほとんど使っていない蹴り攻撃のため、ファング・レッグブレードは全く劣化していない……今回は手入れの必要はほぼ無しと踏んでいる、もちろん念を入れて点検はするが。
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次は調合工房で、強化オイルとレア・ポーションの調合を行なっておく。 強化オイルの方は量産する方法で、レア・ポーションは1つずつ手作業で生産する。 普段はレア・ポーションなんて出番はあまりないのだが、この前のフェンリル嬢のようなこともある、薬草もあまりないが作れるだけ作っておかねばならないだろう。 15分ぐらいで強化オイルは100本、レアポーションも15本ほど生産した、ガチ生産者の人はもっと効率よく作れるのだろうが……。 ちなみに強化オイル生産でMPをごっそりと大量に持っていかれているが、ピカーシャの羽根のお陰で何とかMPを持たせる事が出来た。
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そして最後に調合工房から鍛冶場に向かう。
「おお、アース、久しぶりだな!」
そして何故かあいも変わらず居る親方。
「お久しぶりです、妖精国の方に行っていました」
その返答に親方も「俺もそろそろ行ってみようかね、観光でな」と笑っていた。 親方に作業に入るんで、と話を打ち切り、作業場の炉前に座る。
「まずは鉱石をインゴットにしないと始まらん」
取ってきたライトメタルを炉に入れて溶かし、不純物を取り除きインゴットにしていく。 この作業もなれたとはいえこの熱さだけは毎回堪える。 だが、その熱さに負けて手を抜くと、容赦なく品質ががた落ちするので、大事な作業だ。 そして少々時間がかかったが、ライトメタルをインゴットにすることが出来た、後は鋼鉄と銀もやらねばならない……気を入れなおして炉に向かい合った。
ようやくインゴットに出来たので、鋼鉄をツイスターアローの鏃生産に使う。 一度生産が成功していれば後は量産が簡単なゲームシステムのため、この鏃製作、そしてツイスターアローの生産はさくさく進む。 とりあえずは十分であろう数、4000本ほどのツイスターアローを生産。
矢の生産が済んだ後に、ファング・ブレードシューズのほうも念入りに点検してみたのだが、今回はやはり手入れは要らないだろうと結論。
ここからは新しい生産として、ライトメタルを薄く加工を施し、長い2本の外装板を作る。 X弓の外側に配置する事で、より弓の反発力を増し、威力を上げようという事を狙っている。 と言っても重量があまりに増えると今度は取り回しが難しくなってしまうので本当に極薄にする。 この加工でX弓は外見が2本のライトメタルが交差する鉄弓に見えるようになるだろう……中身は木のままなのだが。
何回も叩きなおして、重量を確認。 少しでも気に食わないと思ったら撥ねる。 失敗作はまた炉に戻してインゴットにすればいいのだから何度でもチャレンジできる。 それを1時間半ぐらいは繰り返しただろうか……。 ようやく1対の外装板と言うか、カバーのようなライトメタル外装が完成した。
X弓の弓部分に外装を着せるように装着する。 最終的な重量を確認……流石に少し重い……が許容範囲である、次は弓を引いてみる……数回引いてみて問題なし、引きにくいと言う事や、妙な音などはしないことも確認した。
複合X式狩弓改 Atk+46
↓
複合X式狩弓ライトメタルコート Atk+55
システムにも完成品と認められたようだ、これで一安心である。 しかしよりお手入れが大変な弓になってしまったのも事実、今は資源の確保が難しいと言うのに。 ──とはいえ、火力の上昇はありがたいし、上げていかないと今後に差し支える。 この製作は必要な事であったと割り切ろう。
「ほー、次の武器はそう強化する事になったか」
後ろからいきなり声をかけられて、「うおっ!?」と、驚いた声を上げてしまい、作業をしていた他の鍛冶仲間に視線で怒られる。 申し訳ないと頭を下げる。
「親方、いきなり後ろから声をかけないでください……」
それだけ集中していたと言うことかもしれないが、本当にびっくりした。
「次から次へと色々作りやがるなお前は。 それはそうと、お客さんだ、行ってやりな」
そう指を指す先には、弓ギルド「アポロンの弓」ギルドマスターのアヤメさんと他数名が居た。 ネイザーの時の一件以来だが、一体何用なのやら……面倒な事でなければいいが……ログアウト時間も近い事だしな。
久々登場のアヤメさん。
風塵狩弓Lv16 蹴撃Lv22 遠視Lv53 製作の指先Lv55 小盾Lv6
隠蔽Lv41 身体能力強化Lv32 義賊Lv25 鞭術Lv37
妖精言語Lv99(強制習得)(控えスキルへの移動不可能)
控えスキル
木工Lv36 ↑2UP 鍛冶Lv40 ↑1UP 薬剤Lv43 ↑1UP 上級料理Lv11
ExP 7
所持称号 妖精女王すら魅了した者 一人で強者を討伐した者 開放者 ???
二つ名 妖精王候補(妬) 戦場の料理人

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