蹴球探訪
英に逸材16歳「夢は日本のフル代表」
サイ・ゴダード(3月18日)
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【大リーグ】イチロー、今季1号でヤ軍逆転勝ち ポストシーズン進出、見えた!!2014年7月27日 紙面から ◇ヤンキース6−4ブルージェイズ【ニューヨーク穐村賢】お待たせ“イチ”号!! ヤンキースのイチロー外野手(40)が今季1号となる逆転3点弾でチームを勝利に導いた。25日(日本時間26日)の地元でのブルージェイズ戦。3−4と1点を追う3回1死一、二塁で右翼席に放物線を描いた。開幕から102試合(出場89試合)目でのシーズン初本塁打はメジャー14年間で最遅で、さすがのイチローも「(本塁打)ゼロじゃなくて良かった」とほっとした様子。最年長野手の一振りで4連勝、貯金も今季最多タイの「6」としたヤ軍はワイルドカード(WC)でもポストシーズン(PS)進出圏の2位を堅持と、リーグ盟主がにわかに乗ってきた。 待望の一発は劣勢を一気にはね返す値千金弾だった。ベルトランの11号ソロで1点差に詰め寄り、なお1死一、二塁で巡ってきた3回の第2打席。カウント1−1からの3球目、ブ軍先発バーリーの72マイル(約116キロ)カーブが肩口から甘く入ってきたところを、イチローがフルスイングで捉えた。 「『(スタンドまで)イッテー』という感じ」という心の叫びが通じたのか、打球はヤ軍ファンで埋まる右翼席最前列へと飛び込む逆転3点本塁打となった。 実に昨年8月30日のオリオールズ戦以来、329日ぶり。40歳になってからは初のアーチで「ゼロでなくて良かったという感じです」と本音も漏れたイチロー。ベンチ最前列に陣取っていたジーターがぶぜんとした表情から一転、破顔一笑するという“顔芸”披露で祝福すると、ほぼ表情を変えることなくダイヤモンドを一周してきたイチローも思わず相好を崩す。「ジーターはそういうのが上手。楽しいですよ」とおちゃめな主将の演出に感謝した。 球宴後は前日までの7試合中6試合に先発しながら21打数2安打と振るわなかった。だが、この日は左腕ながら過去57打数24安打(対戦打率4割2分1厘)と打ち込んでいる“カモ中のカモ”バーリーが相手。「対戦の感覚(相性の良さ)はちょっと忘れてましたけどねえ。いつものように駆け引きはあった。ただただ振っているだけでは思い通りにやられてしまう投手なので」と言いつつも、データ通りの結果を出し、復調へのきっかけもつかんだのか、自然と舌も滑らかになった。 チームはこれで4連勝。貯金も6月20日以来の今季最多タイ「6」とした。4連勝は全て逆転勝ちで、イチローも「最終的に(シーズンで)勝つチームにはいろんな勝ち方が必要なので、それはいいことだと思う」。新戦力融合もプラスに働き、ヤ軍に本来の勝負強さが戻りつつある。2年ぶりのPS進出が視野に入ってきた。 PR情報
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