中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

今成V打 虎が首位Gに1・5差

2014年7月26日 紙面から

8回 阪神1死一、二塁、今成が左翼線に勝ち越しの二塁打を放つ=マツダ

写真

◇阪神4−3広島

 阪神が逆転勝ち。7回に上本の5号2ランで同点、8回に今成の適時二塁打で勝ち越した。2番手榎田が今季初白星。広島は1回に2点を奪い、6回も新人田中の本塁打で先手を取ったが、投手陣が踏ん張れなかった。

 阪神が終盤に劣勢を覆した。1−3の7回2死一塁で打席には1番・上本。広島のエース前田を相手に粘った末の9球目だった。甘いスライダーを強振した打球はぐんぐん伸びて左翼席へ。同点の5号2ランに「追い込まれた状況だったが、何とか食らい付くことができた」と口元を緩めた。

 好投手を打った勢いは8回に続く。先頭の鳥谷が2番手の河内から安打を放つ。1死後はマートンが中田から左前打。続く今成は「(バットが)届く球に積極的にいこうと思った」。外角への変化球を流し打った打球は左翼線二塁打となり、勝ち越し点をもぎ取った。

 殊勲の2人はともに今季活躍が光る。上本は負傷した西岡の穴を埋める形で台頭し、今ではチームに不可欠な存在だ。試合に臨む際は「無」を心がける。余計な考えは持たず「(感情の)起伏をなくすこと」で3割近い打率をマーク。捕手が本職だった今成は三塁の守備を鍛えて広げた出場機会を生かしている。

 シーズンオフには一緒に練習するなど刺激し合う2人が、努力の日々をチームの勝利につなげた。和田監督は「執念みたいなものがあった。全員でひっくり返した」とご満悦だった。

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ