夏だ！花火だ！おまツリーだ！隅田川２万発

　東京の夏の風物詩、隅田川花火大会が２６日夜、行われた。昨年は開始からわずか３０分で雷雨に見舞われ、中止となったが、今年は晴れた夜空を、約２万発の花火が彩った。ライトアップされた東京スカイツリーの天望デッキでは３５０メートルの高さから打ち上げ花火を見下ろすことができ、来場者（抽選で８４０人のみ）は大興奮。東京・小平市から来た３０代の主婦は「花火を見下ろすなんて初めて。何よりも天気がよくてよかったです」とうれしそうに話した。

　見物客は約９６万５０００人（主催者発表）。会場一帯には交通規制が敷かれ、東武線浅草駅前の交差点には、６月１５日のサッカーＷ杯コートジボワール戦後に東京・渋谷のスクランブル交差点で誘導していた２０代の「美人ＤＪポリス」が登場。警察車両に乗ったり、降りたりを繰り返しながら「そこの浴衣のお姉さん、横断歩道を渡ってくださーい。危ないですよぉ」などと、よく通る声で注意を呼び掛けていた。