2011年03月16日

ドイツでは クロアチアでは 世界では





緊急寄稿

 福島原発事故とチェルノブイリを

同一視するな 
     
宮崎正弘国際ニュースより)

川口マーン恵美(在独作家)


原発の話です。

ドイツでは、福島原発の事故について、

日本全体がまもなくチェルノブイリに

なるかのような、

エキセントリックな報道をしています。


SPDと緑の党が、30年来の原発賛否論に

決着を
付けられると

思い、福島の事故を利用しているのは

わかりますが、

なぜ、すべてのマスコミがそれに乗ってしまうのか。

ドラマティックな話は人々をひきつけるのでしょうか。


ドイツは、今年大きな州選挙を

三つも抱えているので、

それに原発が利用されているのは、大変遺憾です。

ちなみに、原発容認派(CDUなど)は、

原発がベストだといっているわけではありません。

ただいっぺんに廃止することは

現実として無理なので、

代替エネルギーの供給と価格が

現実的になるための
努力をしながら

段階的に廃止していくべきだと
いっているのです。

いっぺんに原発を廃止したらどうなるかは、

東京の住民が、

今身に染みて感じているところです。


中国でも、一昨日の日曜日、

福島の原発事故についての
対策を

練るため議会を開き、テレビは一日中、

自分たちが大いなる

危険に晒されているということを

報道していたそうですね。


常日頃、黄砂に乗せて有害物質を

送り込んでいると
いうのに、

今では政府は、国民の健康が、

日本によって損なわれることを

深く憂慮しているのです。


出演していたコメンテーターの中国人学者が、

かつて日本の大学に留学していたということで、

東北の惨状を

泣き出すという感動的なシーンも

あったそうです。

それを聞いて、昔読んだ文化大革命の光景を

思い出しました。


いずれにしても、今の状況では、

福島から
放射性物質が

何千キロも飛んで、隣国の国民の健康に

悪影響を及ぼす
可能性の
ないことは、

物理学者なら誰でもわかるはずです。

一般市民は騙されますが。


私の知り合いのご主人が、 

日本の原子力の父ともいえる

人物で、その人の話では、

福島で起こっていることが、

チェルノブイリになる可能性はないとのこと。


チェルノブイリのとき、

放射性物質が遠くまで飛んだのは、

大火災があったからで、福島は、

最悪のシナリオでも
火災はない。

だから、局地汚染は起こりうるが、

それでも20キロも離れれば、被爆はないそうです

日本政府が発表していることに、

嘘はないということです。


ドイツや中国が報道していることは、嘘ではないが、

起こる可能性としては非常に小さいので、

政府がそれを発表しなくても当然だというのが、

彼の意見です。


なお、水素の爆発で放出される放射能は、微量で、

今のところ一切問題がないということです。

服についた少々のチリも、

あまりにも性能のよい
検査器が見つけてしまい、

その人は被爆とされてしまうらしい

ただ、テレビには、宇宙服のような装備の隊員が、

動かなくなった被爆者を担架で運んでいるような

ショッキングな映像がでますから、それを見た人は、

日本は大変なことになっていると思うわけです。


日本にいるドイツ人たちはパニックになって、

怒涛のごとく、日本を逃げ出しました。

私の元にも、ドイツの友人たちから、

すぐに帰って来いというメールがひっきりなしです。

今、飛行機のチケットは、すべて向こう7日ぐらい、

売り切れています。

今日残っていたのは、

カタール経由の南回りだけでした。

今朝の報道では、フジテレビのコメンテーターで、

初めて、

「海外では、日本全体が放射線に

汚染されたような報道が
なされ
ている。

官房長官は、海外に向かって、

真実を発表すべきだ」

と述べた人がいました。まったく同感です。


いずれにしても、ドイツの40年来の原発論議にも、

これで終止符が打たれる模様

地震の翌日の土曜日には、

わが州
バーデン・ヴュルテンベルク州

州都シュトュットガルトから、

ネッカー川のほとりの
原発までの24キロを、

原発反対派の人たちが

手に手を取って、人間チェーンを作ったのです。


SPDの党首ガブリエルは

しめしめと思っているのでしょうが、

「この悲惨な事故を、今、政治の論議にするのは

やめたい」

などと、余裕の発言をしています。


前述の知り合いの原子力の父は、

自分たちが築き上げた、

日本の原子力発電所の世界一の技術を誇りに

思っていた人で、

今回のことでは、ショックを受けています。

なぜかというと、耐震技術というのは、

非常に高度で、
お金も掛かる。

そして、それは完璧だった。

ところが、今回の事故は、揺れによるものではなく、

単に、注水に関わる部分に、たくさん海水が被って

しまったことによって起こったものだった。


要は、まさか5m以上の津波が来ることを考えて

いなかったいうだけのことなのです。

これを防ぐことなど、たいした技術もいらず、

お金も掛からなかったはずです。

でも、これで原発の未来はなくなるだろうし、

では、自分が一生熱中してやってきたことは

何だったのだろうと思うと、

とにかく無念だということです。


長くなって、申し訳ありませんでしたが、

ドイツ人が全員、

逃げ出す様子を目の当たりにしたので、

先生に、このドイツの報道の横暴さを

お伝えしたくて。

チケットが買えなかったドイツ人は

九州や関西に逃げています。

----------------------------

(宮崎正弘メルマガ編集部より訂正とお詫び)

川口マーン恵美さんから訂正の申し入れがありま

す。(引用開始)「5メートル」の件でした。これ

は、NHKの解説員の出した数字でしたが、

この書き方では、誤解を招くなと

思っていたのですが、

ともかく私としては、数字ではなく今回の事故の

原因は、技術の本質的なところではないものが

原因となって起こったということを

書きたかったのです」(引用止め)。
   ◇ ◎


(川口マーン恵美女史はたまたま来日中でした)


@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@


 クロアチアでは反政府デモの途中に

 日本大使館に黙祷!!


 


                 


soyokaze2009 at 00:28│Comments(21)

この記事へのコメント

1. Posted by 松本英志   2011年03月16日 13:16
ドイツを始め欧米諸国での、日本の「福島原発事故」報道がかなり意図的なものである事は事実。

しかし、原発を運営している電力会社と日本政府の、世界有数の地震地帯である事が自明である日本列島の上に55基もの原子炉を建設して原発を運営するということは、地震と津波に対する徹底した万全な対策をあらかじめ講じておかねばならない、という認識の欠如が今回、暴露されたことは否めない事実である!

>ところが、今回の事故は、揺れによるものではなく、
>単に、注水に関わる部分に、たくさん海水が被って
>しまったことによって起こったものだった。

馬鹿を言ってはいけない!

日本の原子力発電所は全て海岸べりに立地されており、大地震が来た際にはそれに続いて巨大規模の「津波」が来襲するであろう事など、まさに常識である!

当然に、原発の「安全保障」のためには、地震+津波を想定していなければならず、今回の福島第一原発の「事故」も、その原因は「津波」による非常時冷却装置の破壊により、原子炉に冷却水を供給できなくなったことに端を発している。

原子炉というものは常に冷却していなければならない事など、基本的な原子力知識がある者にとっては常識であり、よって冷却機能の停止とは原発にとって「命取り」であり、冷却水の供給を絶対に確保できる体制を非常時においても維持する、というのが原発運営の鉄則なのである。

「津波」による冷却水の供給不能も満足に想定できていなかったとすれば、それだけで東京電力の「原発運営能力」は失格、と言わねばならない!
(むろん、東京電力は津波への防潮堤は装備していたが、今回の10mを超える巨大津波は阻止できなかったという甘さがあった!)

ドイツでの意図的な「反原発報道」には問題があるとしても、川口さん、あまりいいかげんな事を言わないでいただきたい!
2. Posted by 松本英志   2011年03月16日 13:17
続き

地震のないヨーロッパと、地震多発地帯である日本とでは、原発の立地に関して根本的な違いがある、という認識を有した上での論議でなければ、単細胞で感情的なだけの「反原発」論議と大差はないのである。

私は基本的には一貫して反原発であるが、それでもやむを得ず原発を運営せざるを得ないならば、安全性、経済性を最大限に考慮した万全を期した体制でなければならず、当然に「地震と津波」に対する対応体制には最大の考慮が払われていなければならない。

重ねて言うが、日本の原発は55の原子炉全てが海岸べりに立地されており、内陸に立地されているものは一つもない。であるならば、地震以上に地震に続く「津波」対策には万全を期していなければならず、津波のために原子炉の冷却システムが停止するような事は絶対にあってはならないのである!

原発の原子炉施設は三重構造になっており、一番内側に原子炉本体があり、その外側には原子炉を護る格納容器があり、そのさらに外側には鉄筋コンクリート製の建屋がある、という構造であるが、今回の福島原発で破壊されたのは一番外側の建屋であり、二番目の格納容器は無事、よって原子炉から大量の放射線が放出される事はない。

チェルノブイリの場合には、原子炉から大量の放射線が放出されたために大惨事となったのであり、チェルノブイリを経験したヨーロッパ人が今回、懸念しているのはその事なのである。つまり、福島原発について二番目の格納容器を破損から護れるか否かがポイントなのであり、ヨーロッパ人が懸念しているのはその点なのである。この格納容器を護るために、現在、東京電力と日本政府が全力を尽くしている渦中、なのである!

3. Posted by 松本英志   2011年03月16日 13:27
続き

私は、日本の発電政策は、太陽光(ソーラー)発電が最良であると考えている。これは、エネルギー資源、安全性、効率性とあらゆる面から考えてのこと。ソーラー発電であれば、一般家庭レベルでの分散発電もでき、汚染はゼロ、しかも資源不要で、ウラニウムという輸入資源に頼る必要もないから、エネルギー封鎖をくらう心配もない。問題は科学技術とコストだけであるが、コストも普及すれば安くできることは経済の一般法則である。

そもそも、原発で不可欠なウラニウムとは核兵器の原料である「軍事物資」であり、石油と並んで最も経済封鎖の対象となり得る資源物質である。ソーラー発電ならば資源物質は全く不要かつ無尽蔵、しかも日本は世界でも日照量の多い地域であるからソーラー発電には適しており(日照量の少ない北欧諸国などは逆に非常に不利である)、その上、「太陽」とはまさに「太陽の国」である日本のイメージとして、世界に対するアピール力も抜群なのである!

今回、発電所が地震と津波にやられたおかげて、敗戦後始まって以来の「電力制限」体制となって関東・東北地域は相当な混乱状態となっているが、これも発電所という集中発電による電力供給に頼るという社会システムになっているからである。

ソーラー発電が普及していれば各家庭での発電も可能なので、「分散発電」方式が可能となり、こうした未曾有の大災害時への対抗力も格段に増す事ができるはずであるから、日本の電力インフラ力の強化という意味でも非常に有効な方策なのである。
4. Posted by 千葉敦志   2011年03月16日 18:12
松本さんありがとうございます。

川口マーン恵美さんが、どんな人かは知らないが、こんな無責任な意見は見たことがない。

>服についた少々のチリも、
>あまりにも性能のよい検査器が見つけてしまい、
>その人は被爆とされてしまうらしい。

まず、被爆は被曝でしょ。それに、「あまりにも性能の良い検査器が見つけてしま」うとして、どうしてそれを日本で使っているのかの理由を理解していない。

そもそも日本の原子力の父とはどなたか。そんなネームバリューのある人が、公式にではなく非公式に、それも伝聞の形をとってコメントをするであろうか。そんな発言にそもそも、どんな説得力があるというのか。

>自分たちが築き上げた、
>日本の原子力発電所の世界一の技術を誇りに
>思っていた人で、
>今回のことでは、ショックを受けています。

>でも、これで原発の未来はなくなるだろうし、では、自分が一生
>熱中してやってきたことは何だったのだろうと思うと、とにかく
>無念だということです。

そんな個人的な感傷を持ち込まれたって困ります。それだけの被害を今回はもたらしています。その世界一の技術が、今、相馬市をはじめとした被災地の救援活動の妨げになっている。屋内待避しか認められず、ライフラインの復旧さえままならない避難所の人たちは、どうやって生きていけば良いか途方に暮れている。助けに行くにも屋内待避が邪魔をする。件の「日本の原子力の父」が実在の人物だったとして、ショックを受けるのは当然だろう。

>ところが、今回の事故は、揺れによるものではなく、単に、注水
>に関わる部分に、たくさん海水が被ってしまったことによって起
>こったものだった。要は、まさか 5m以上の津波が来ることを考
>えていなかったというだけのことなのです。これを防ぐことな
>ど、たいした技術もいらず、お金も掛からなかったはずです。
5. Posted by 千葉敦志   2011年03月16日 18:13
続き

今度は失敗しないから大丈夫と言いたげなお話だが、反論させて頂ければ、原子炉は停止させるのにも莫大なエネルギーと時間を必要とします。緊急停止ボタンを押したとしても、その後、完全に停止させるまでの間には、莫大なエネルギーと時間を要する。つまり、今回の地震で“安全に”、そして“機器の損傷を招くことなく”停止させるには、数ヶ月間のスパンで全ての障害を克服し停止させるための注水を行い続けなければならないと言うことである。

使用済みの核燃料さえ、貯蔵プールで3年〜5年を要して冷却しなければならず、その過程の途中で冷却水の循環がたたれてしまえば、4号炉のようなことになってしまうと言うこと。

元々4号炉は運転すらしていない炉だが、その中にあった使用済み核燃料さえ貯蔵プールの循環が止まったり、水位が低下するだけで建屋を破壊し、使用済み核燃料そのものが露出している状態だ。もはや施設内では、防護服を着用してもなお作業員の安全が確保できない状態で、手立てを失っている可能性が少なくない。

今回の災害は、未曾有のものであり、各種の想定を超えていたものであったことは、衆人の認めるところだろう。でも、だからこそ、この未曾有の事態に至ってもなお、「何とかして原子炉を再使用できるように停止させたい」という思いを最初に捨てるべきだったのだ。だが「最初から海水を注入してでも止める」という決意が誰にもできなかった。

その理由は簡単。海水を入れた原子炉は廃棄するしかなくなるからだ。原子炉の価格は一基4000億円とも言われる。これをドブに捨てる決定をそう簡単にできる人がいるだろうか?

更にもう一つ理由がある。
6. Posted by 千葉敦志   2011年03月16日 18:14
続き2
>ただ、いっぺんに廃止することは現実として無理なので、
>代替エネルギーの供給と価格が現実的になるための努力を
>しながら、段階的に廃止していくべきだといっているのです。
>いっぺんに原発を廃止したらどうなるかは、東京の住民が、
>今、身に染みて感じているところです。

とあるが、その通りで、東京電力の管轄地域が深刻な電力不足に陥るからだ。世論の動向を見ていれば、計画停電も被災地支援の一環だという思いがあるようだが、それは勘違いで、この福島の原発などが被害を受けて電気を自給できなくなっているからだ。逆に言えば、何処かに代わりの原発を建てない限り東京の電力不足は永続的に続くと言うこと。こんな事件の後、どこに原発を建てられるか想像してみたらいい。だからこそ、今回の事件は「安全に終了した」という筋書きが欲しくなる。

どうして、今回のような状況に様子を見ながら少しずつ、追い込まれていったのかを考えながら時系列を追って見ると、「原子炉を安全に」…というのは復旧して再び使えるようにと言うことを意図していたことが読み取れる。そして、やむを得ず廃棄するにしてもなるべく少ない数で済むように一基ずつ様子を見るようにして行った結果だ。

東京を中心とする首都圏機能の喪失と、一基約4千億円とも言われる原子炉を無駄にしたくないという心理が今でもなお働いているようにしか思われない…いやむしろ、六基合わせて2兆4千億円以上の発電施設(更に福島第二原子力発電所も合わせれば5兆円を超える数字となる)と、首都圏の機能をドブに捨てたくないと思うのが常人の考えであろう。そして、5号炉、6号炉の状況もそういう中で推移していると思われる。
7. Posted by 千葉敦志   2011年03月16日 18:15
続き3

だからこそ、こんな文章が出てくる。 名前を出しもしない「知り合いのご主人」である「日本の原子力の父」に「安全だ、問題ない、日本の技術は世界一だ」と言わせてまで、 つまり、「心配はいらない。だから、福島の原発は今後も使えるようにしたいし、そう理解して頂きたい。なぜなら、失敗は繰り返さないから…。」と言いたいわけだ。無責任さに呆れてしまう。

不安を煽るつもりはない。しかし、嘘を吐いて安心させること、無責任な情報を流すことは、不安を煽るのと同等かそれ以上の罪である。
8. Posted by そよ風   2011年03月17日 11:48
松本様。千葉様

貴重な意見ありがとうございます。

危険な救護活動等に携わっている方々への影響が少ない事と、1日も早く少しでも改善する事をねがっています。
 
       東風梅子
9. Posted by 大坪明子   2011年03月18日 08:46
東風梅子様

「貴重な意見ありがとうございます。
危険な救護活動等に携わっている方々への影響が少ない事と、1日も早く少しでも改善する事をねがっています。」

このようなコメント返しは「そつがない」と供に「安易」だと思います。

また、川口氏の「友達相手のおしゃべり」の域を超えない「論評」を掲載されたことも「安易」だったと思いますが、どのようにお考えでしょうか?

尚、川口氏のご専門は音楽です。在独作家という肩書きは「自称」ではありませんか?彼女が作家として、どのようなお仕事をされているか、お確かめになられましたか?

ご回答をいただければ幸いです。

       大坪明子(そよ風会員)
       主婦 54歳
10. Posted by 東風梅子   2011年03月19日 07:56
大坪明子様

そつがない安易なコメント返しとのご指摘ですが、確かにそのように見えると思いますが、原発に関していろいろな方から貴重な意見をいただいております。正直な所そよ風としても、私自身もいろいろ考えている途中でこれという結論を出せないでおりますし、安易に出すべきではないと思います。
そのためあの様な返答になったとご理解いただければ幸いです。

また論評をブログに掲載された事のご指摘ですが、確かに原発の事も知らないで掲載したのも安易だったかも知れません。ただドイツの国民性がよく解るのと、原発事故の海外の報道の仕方、どのように利用されているかという部分が興味深いと思い掲載しました。
またこれは私個人の意見ですが「友達相手のおしゃべり」の中にけっこう真実があったりするのではないかと思います。(もちろん間違いも多いかともおもいますが)

作家としてのマーン川口さんですが、最近も「サービス出来ないドイツ、拒否出来ない日本」を出版されていたりして少なくとも15冊は出版されていると承知いたしております。

これからはあくまで私個人の意見ですが、「危険な〜」というくだりは、今現在身を挺して何とか被害をくい止めようとしてる人達に感謝し、祈る事がまず必要ではと思いました。海辺の原発の怖さは確かにあり問題もいろいろあると思いますが、安全な場所にいていまはそういう議論をし、責任を言い募る事も、原発事故の危険を一番知っている、知っているからこそ決死の覚悟で現場で働いている方々にとって失礼ではないかと思いました。
11. Posted by 千葉敦志   2011年03月19日 17:33
>「危険な〜」というくだりは、今現在身を挺して何
>とか被害をくい止めようとしてる人達に感謝し、祈
>る事がまず必要ではと思いました。海辺の原発の怖
>さは確かにあり問題もいろいろあると思いますが、
>安全な場所にいていまはそういう議論をし、責任を
>言い募る事も、原発事故の危険を一番知っている、
>知っているからこそ決死の覚悟で現場で働いている
>方々にとって失礼ではないかと思いました。

松本様、大坪様、私が「失礼」だといわんばかりの申し添えですが、では、「安全だ」と無責任に語るのは失礼ではないのでしょうか?心配がないのであれば、なぜ、「決死の覚悟で現場で働く」必要がありますか?

だからこそ、松本様も大坪様も私もこの論評を乗せるのには疑問を呈しているのです。

>「友達相手のおしゃべり」の域を超えない

と大坪様が書いておられ

>無責任な情報を流すことは、不安を煽るのと同等か
>それ以上の罪である

と私は結びました。今回の記事を掲載することそのことが、この川口氏の正体不明の論評を堂々と載せること事態に問題を感じているのです。

>私自身もいろいろ考えている途中でこれという結論
>を出せないでおりますし、安易に出すべきではない
>と思います。

と仰るのであれば、なぜ、今回の素人の噂話程度の論評を載せるのですか?

一つの論評を載せるということは、「『そよ風』としては、これが真実だと認定した」ということになりはしませんか?ということです。

>身を挺して何とか被害をくい止めようとしてる人達
>に感謝し、祈る事がまず必要ではと思いました。

正に仰るとおり。だからこそ、今回この素人の茶飲み話が出回ることが残念でならないのです。


追伸
私のコメントの中で「相馬市」とありましたが「南相馬市」の誤りです。
12. Posted by 大坪明子   2011年03月20日 07:11
東風梅子様  (松本英志様、千葉敦志様)


ご返信、ありがとうございます。

実はご回答をいただいて、私はかえって分からなくなりました。


1、「原発に関していろいろな方から貴重な意見をいただいております。」東風梅子氏

誠に失礼ではありますが、その意見が「貴重な意見」かどうか貴女に判断できますか?つまり、「貴重な意見」かどうか判断できるだけの能力を貴女はお持ちですか?また、このような問題に対して「いろいろな方」から意見をもらう必要はありますか?

私は「いろいろな方」よりも、その人が「どういう人」かということが大切だと思います。


2、「結論を出せないでおりますし、安易に出すべきではないと思います。」東風梅子氏

私は何事も「身の程」を知ることが大切だと考えます。自分はこのテーマを語る「身の程」であるか否か。否であれば、口を挟むことは控えるべきです。つまり黙っているべきです。

貴女はこの問題について「結論を出せない。安易に出すべきではない。」と語られています。それなら、川口氏の「論評(あるいはおしゃべり)」を掲載されたことは「安易」ではないのですか。

ある「論評」を掲載するということは、『当会はこの「論評」を支持します』ということを意味します。たとえ貴女が「そうではない」とおっしゃっても、それは通用いたしません。


3、『このようなコメント返しは「そつがない」と供に「安易」だと思います。』大坪

もし、貴女が松本英志氏と千葉敦志氏のご投稿が「貴重なご意見」だと本当に思われていたら、あのような紋切り型の「コメント返し」はできないと感じました。しつこいようですが、彼らはお忙しいところ、時間をかけて、あのような立派な投稿(精読に値する投稿)をされました。彼らの豊富な知識をもとにした的確なご指摘に、私は脱帽いたしました。
13. Posted by 大坪明子   2011年03月20日 07:12
4、「ドイツ(ママ)の国民性がよく解る」東風梅子氏

これはドイツ人の「国民性」ではないと思います。ドイツの外務省から何らかの「勧告」が出たのではないですか。そう捉えるのが自然だと思います。


5、「原発事故の海外の報道の仕方、どのように利用されているかという部分が興味深い」東風梅子氏

人というものは何でも利用するものです。それが「世の常人の常」です。私はドイツ放送とスイス放送の「日本における原発事故の報道」に注視しています。私も勿論、彼らの報道の仕方に違和感を感じます。念のため、在スイス大使館に「スイス放送の報道に明らかに事実と異なる内容がないかどうか、注視していただきたい」というお願いをいたしました。


6、『「友達相手のおしゃべり」の中にけっこう真実があったりするのではないかと思います。(もちろん間違いも多いかともおもいますが)』東風梅子氏

当たり前です。貴女は問題をすり替えていらっしゃいます。私は『「友達相手のおしゃべり」には嘘が多い。』などとは申し上げておりません。

「友達相手のおしゃべり」を「文字」にする際に、通常、丹念に「濾過」してから「文字」にします。外に出る時にパジャマのままでは出ません。それと同じです。


7、『作家としてのマーン川口さんですが、最近も「サービス出来ないドイツ、拒否出来ない日本」を出版されていたりして少なくとも15冊は出版されていると承知いたしております。』東風梅子氏

穿ったものの見方をするようですが、これは私の指摘を受けてからお調べになったのではないでしょうか?

14. Posted by 大坪明子   2011年03月20日 07:13
8、『これからはあくまで私個人の意見ですが、「危険な〜」というくだりは、今現在身を挺して何とか被害をくい止めようとしてる人達に感謝し、祈る事がまず必要ではと思いました。海辺の原発の怖さは確かにあり問題もいろいろあると思いますが、安全な場所にいていまはそういう議論をし、責任を言い募る事も、原発事故の危険を一番知っている、知っているからこそ決死の覚悟で現場で働いている方々にとって失礼ではないかと思いました。』東風梅子氏

この意味が良く理解できません。つまり、貴女がおっしゃりたいことはこういうことですか?私たちは「安全な場所」にいる。「安全な場所」にいて、かつ何にも分からない、かつ何にもできない、そういう人たちは「黙っておれ」ということですか?

だとしたら、私は貴女のご意見に賛同いたします。何だか初めてスッキリいたしました。


9、誠に恐縮ではございますが、再度ご回答を頂戴いたしたく存じます。しつこいようですが、政治的な発言は返り血を浴びるものです。私からの「返り血」に対して、くれぐれも「紋切り型」のコメント返しはなさならいで下さい。


10、最後に一言申し上げます。

女性と子供は男性に護られています。二重にも三重にも護られています。殉職するのはほとんど男性です。女性はそのことを忘れてはいけないと思います。



              大坪明子
           会員 主婦 54歳
15. Posted by 大坪明子   2011年03月20日 07:31
追記
『川口氏の在独作家という肩書きは「自称」ではありませんか?』大坪 について。

このことは千葉さんが的確に指摘されています。
『そもそも日本の原子力の父とはどなたか。』
『名前を出しもしない「知り合いのご主人」とは?』
このようなことも明らかにしない人を「作家」とは呼べません。たとえ、本を何冊出そうとも。

また、川口氏の日本語は変です。そういうと、「普段、ドイツ語を話しているから。」と言い訳される方が多いのですが、外国語をキチンと話される方は、日本語もキチンと話されます。そういうものです。
16. Posted by 松田 タケシ   2011年03月20日 11:09
この投稿欄を見て率直な意見を述べます。
大坪様のコメントは議論の為の言い掛かり。それも自己中の自説押し付け。そつのないコメントに腹を立てているようだけど、今議論してる場合か?って言いたい。
素人が論評しちゃいけないというご意見には反対です。専門知識が欲しくてこのブログ読んでる人なんていないでしょう。川口氏のブログの裏が読めないって人間いるんだなー。どこにも安全と書いてないですよ。それで責任追及するアホはいないと思いますよ。松本氏にソーラーパネルの問題点が指摘されても追及しないのと同じ事でしょうな。あなた方の意見は排除されおらず、しかも反論されていないところが不満とはなにか目的が他にあるのではないか。ちなみに私は川口氏の事はチャンネル桜で知っていたが松本、千葉ご両人はもっとしられていないと思いますよ。核問題の専門家?どんな論文出してるんでしょうかね。とにもかくにもこの国難を乗り切りましょうや。ソーラーパネルが良いとお考えなら現実的、即効的、活動をぜひ続けてください。
色んな考えがあっていいんじゃないですか。
あえて言わせていただくとそよ風ブログだけで自分の命の選択をする人はいないでしょう。ま、こんな時に人の揚げ足取りをやっているほど暇で良いですな。

17. Posted by 大坪明子   2011年03月20日 15:04
松田タケシ様

1、「松田タケシ」というお名前はご本名ですか?松本、千葉、大坪に何か言いたいのであれば、本名を名乗ってからかかって来なさい。

2、「ちなみに私は川口氏の事はチャンネル桜で知っていたが松本、千葉ご両人はもっとしられていないと思いますよ。」松田タケシ氏

チャンネル桜に出演されているから何だというのか?知られていないから何だというのか?
日本には有名な愚か者はごまんといる。一方、無名な賢人もいるのだ。

私は千葉さんは存じ上げないが、松本さんは存じあげている。彼はちょっとやそっとの人物ではない。彼こそ「真の知性」を持つ人物である。あなたは「真の知性」とはどういうものか分かるか?

私は日本を支えているのは、このような無名の「真の知性」を有する松本さんのような人たちだと思っている。

彼らは「有名になろう」とはしない。「真の知性」を有する人物は「有名になろう」とはしないものだ。彼らの学問に対する純粋な気持ちは、松田さん、あなたのような方には分からんだろう。

『「真の知性」とはどういうものか』を考えてから、出直して来なさい。

         大坪明子


18. Posted by 千葉敦志   2011年03月22日 16:03
松田タケシ様

>松本、千葉ご両人はもっとしられていないと思
>いますよ。核問題の専門家?どんな論文出して
>るんでしょうかね。

はい、私は無名の者です。専門家でもありませんし論文も出していません。そして、そよ風の会員でもありません。

一番の問題は「知り合いのご主人」である「日本の原子力の父ともいえる人物」が、私でもおかしいと思うようなことを平気で言ったと書かれているところです。

具体的には

>服についた少々のチリも、
>あまりにも性能のよい検査器が見つけてしまい、
>その人は被爆とされてしまうらしい。

とか、

>福島から放射性物質が
>何千キロも飛んで、隣国の国民の健康に
>悪影響を及ぼす可能性のないことは、
>物理学者なら誰でもわかるはずです。

とか

>局地汚染は起こりうるが、
>それでも20キロも離れれば、被爆はないそうです。

などは、どう考えても高名な物理学者のお言葉とは思えません。つまり、川口氏の論拠である「原子力の父」は架空の人物ではないかという疑問です。もしそうなら、これほど無責任な情報はないわけですから。

>あなた方の意見は排除されおらず、しかも反論
>されていないところが不満とはなにか目的が他
>にあるのではないか。

殊、私に対してのことで不満はべつにありません。でも、大坪様は会員の立場から(つまり「そよ風」を案じる立場から)意見を表明されています。私や松本様の指摘には答える必要はないかも知れませんが、大坪様のコメントに対しては答える責務があると私は理解しています。

むしろ、私としては

>この投稿欄を見て率直な意見を述べます。

と松田様が首を突っ込む方がよっぽど理解に苦しみます。それこそお言葉を借りれば「暇で良いですな」です。

>色んな考えがあっていいんじゃないですか。

同感です。お互いがんばりましょう。
19. Posted by 松田 タケシ   2011年03月23日 13:20
>殊、私に対してのことで不満はべつにありません。でも、大坪様は会員の立場から(つまり「そよ風」を案じる立場から)意見を表明されています。私や松本様の指摘には答える必要はないかも知れませんが、大坪様のコメントに対しては答える責務があると私は理解しています。

大坪様がそよ風の会員とは知らなかったが、この欄が会員かどうかが問題あるのだろうか。
そんな事関係なく皆言いたいこと言ってるんじゃないの?
そよ風を案ずる?きれいごと言っちゃいけませんよ。ここに投稿したってことは意見表明したいか、あるいは他の目的があると考えるけどなー。

千葉様も色んな考えがあって良いと考えてるなら、素人のおしゃべり、マーン川口氏なんかを非難していないで同じ事を言っているこのブログに貼ってある高田教授、青山繁春その他に対抗する意見を述べたほうが建設的だし他の人も説得できるのではないですか。松本、千葉両氏の考え方が一番良いかどうかは読者が判断するべき事でしょう。ってなわけで残念ながら大坪さんに飛び掛かっていく気は起きないんですよ(笑)。

20. Posted by 大坪明子   2011年03月23日 20:50
松田 タケシ様

あなたのこのお名前は本名ではありませんね。武か毅か剛志か知らないが、私は親からもらった名前を名乗れないような人はロクな奴ではないと思っている。基本的に、本名を名乗らない人は相手にしないことにしているが、あなたは全うなことも発言されているので、再度返信する。

1、「大坪様がそよ風の会員とは知らなかったが」松田氏

上を見て下さい。「そよ風の会員」と明記してある。


2、「そよ風を案ずる?きれいごと言っちゃいけませんよ。」松田氏

千葉さんは気を使われて「案じる」という言葉を使われたのだと思う。(千葉さん、ありがとう。)私は案じてなんかいない。松田さん、あなたは正しい!私は腹が立っているのだ。


3、「素人のおしゃべり、マーン川口氏」松田氏

正しい。川口氏の論評は「パジャマを着たままで、近くのコンビニに買い物に行くようなもの」である。(自称作家である)本人はその恥ずかしさに気がついていない。

4、(笑)松田氏

これは「嗤う」であろう。残念ながら松田さん、これもまっとうな反応である。つまり、私は男ども(野郎ども)から「だから、女はダメなんだ。」とバカにされるのが悔しいのだ。
21. Posted by 大坪明子   2011年03月23日 20:51
5、川口氏の論評は三文役者の芝居である。そこにたまたま、松本、千葉という「演劇評論家」が通りかかった。「おいおい!そりゃないだろう!」松本、千葉の両氏が声を上げた。それに対する「そよ風」からの
コメント返しは「木で鼻をくくったよう」なものであった。それに私は腹が立った。

6、私の父方の祖父は政治の世界に身を置いていた。従って「女は政治に口を出すな。女に学問は不要。」という雰囲気の中で育った。つまり、男に護られている女が「政治に口を出す。学問をする。」のであれば、それなりに、腹をくくる覚悟がいると思う。その覚悟がないから、松田さん、あなたのような本名も名乗らない男に嗤われるのだ。悔しいが、あなたに嗤われても仕方がないと思う。

7、「そよ風」様

「そよ風」に北国スイスから辛辣な「北風」を吹かせてもらった。これはあくまでも私からの「そよ風」に対する「応援のエール」である。嫌かもしれないが、この私の投稿を掲載されることを望む。野郎どもにバカにされないようにがんばりましょう!


             大坪明子
             会員 在スイス 54歳 主婦

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