読書の思い出
夏といえば読書、って思います。本を担いで阿蘇に行きたい。避暑りたい。
というのは別に夏休みの読書感想文のせいじゃなくて、単に学生の頃は長期休みで暇だから本をよく読んだなぁ、という感慨。今は年中読んでいる気もしますが。
かつて大学生だった頃、当時の彼氏(今の夫)とうまくいっておらずほとんど会わず、大学に友達もおらず、土日しかバイト入れてなかったので家で寝転んで延々と本を読んでいました。一ヶ月で確か36冊くらい読んだと思うんですが、何を読んだのかあまり覚えていない…。初めてポール・オースター読んだのが、この時期だったかも。
『ムーン・パレス』は一刻も早く、一瞬でも若いうちに読んでおいた方がいいです!
- 作者: ポール・オースター,Paul Auster,柴田元幸
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1997/09/30
- メディア: 文庫
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あと椎名林檎が『塩狩峠』が好きって言ってたから、三浦綾子をいくつか読みました。懐かしい。
子どもを本好きにさせる?
さて、この間こんな記事を読みました。
子どもを本好きにさせるための5つのヒント - IRORIO(イロリオ)
教育することで子どもが本好きになってくれたらいいですが、そんなに都合よくいくんだろうか?とも思います。
けれど今2歳の姉の子どもが本好きに育ってくれたら、実家の資本が生きるのでいいなぁ。
そこでこの5つのヒントを見ながら、ここまで本好きに育った自分の子供の頃を振り返ってみようと思います。
1. まずは読み聞かせから
これについては「覚えてない」としか言えません。私、あんまり幼少期の記憶がないんですよね…。なんかおかしいんですよね…。でも私の母親なら読み聞かせてくれただろうと思います。教育熱心な人なので。
2. いたるところに本を置いておく
これは「あるある」です。父親の書斎に本が詰まっているのはもちろん、居間のテーブルに本が積んであるし、電話の横の棚にも並んでいるし、階段の踊り場にも本棚があったり、いたるところに本がありました。(片付いていないとも言う)
実家には多分本棚が10個近くあるんですが、いつか二階の底が抜けるんじゃないかとヒヤヒヤしています。
3. 親が読書をする姿を見せる
これも「あるある」です。時間があればテレビより本を読んでいた母親だし、父親は本を読むことが仕事の一環だったりするので、とにかく両親はけっこう本を読んでいました。前述の「夏休み中本を読んだ」記憶も、両親と並んで寝そべって読んでました。クーラーつけるのは一部屋にして、家族集合していた思い出があります。
4. 本選びを子どもに任せてみる
これも「あるある」。読みたいと思った本しか興味は沸かないものなので、自分で選べるっていうのは楽しいですね。
とりあえずそのへんにある本を読んでいただけでも、好みってありますからね。例えば私たち姉妹では、姉は児童文学からホームズやポアロに走ってアガサ・クリスティーを読破してからラノベに行きましたが、私は児童文学は後半飛ばしてしまって、海外はほとんど読まずに国内の大人の本を読み始めました。
一緒に育っていたのに途中から、読んだいる本はだいぶ分かれていました。一緒に読んでいたのは赤川次郎とか…コバルト文庫とか…。
私が小学生の頃に『ノルウェイの森』を読んでいたら母親に驚かれたけど、止められはしなかったので読み続け、数年かかったけど読破しました。
5. ご褒美をあげる
これはなかったです。本読むこと自体が遊びなので、読んだからご褒美っていうのはしっくりきません。むしろ姉なんか私よりも本の虫だったから、「ご褒美に本を買ってもらって」ました。
姉は小さい頃にちょっと大きな病気をしたんですが、その治療で注射をされるたびに「お注射がんばったから」と言って毎回本を買ってもらって、それで『ドリトル先生』シリーズ揃えてました。
私の場合は、高校生になった時に初めて「ご褒美要求権」を行使して『ねじまき鳥クロニクル』を全巻買ってもらいました。キャンプに行きたくなかったんですけど休むわけにいかなかったので、「帰ってきたら『ねじまき鳥』が家にあるなら行く!」とわがまま言いました。
こう見てみると、5つのヒントはけっこう的を射ているような気がします!
きまやでした。