不審車両の情報で早くから捜査線に浮上した自称イラストレーター、藤原武容疑者。岡山県警が岡山県倉敷市の小学5年女児の行方不明に関わっているとみて強制捜査に踏み切ったきっかけは藤原容疑者が買い込んだ大量のお菓子だった。
19日夜、誘拐や立てこもり事件を担当する捜査1課の特殊班などが、岡山市北区にある藤原容疑者宅の1階窓を割り突入した。藤原容疑者が洋間のベッドに横たわり、そばの布団の上でテレビを見ていたパジャマ姿の女児は驚いた表情を見せた。
捜査の軸は14日に行方不明になる直前、女児と話しているのを目撃された男の銀色の車の特定だった。手掛かりは母親が「5月と6月に娘が銀色の車に付きまとわれた」として、県警に伝えたナンバープレートの4桁の数字だったが、地名や車種は覚えていなかった。
女児が通う小学校で終業式があった18日、県警に「4月下旬、ナンバープレートを取り外す男性を見ました」との電話がかかってきた。近所の女性が伝えたナンバープレートの数字は母親の記憶と一致、地名が岡山だったことも判明した。
県警は直後から張り込みを始め、捜査員は買い物から帰ってきた藤原容疑者のスーパーの袋の中身を報告した。「子供が好きそうなものが多い。大量のお菓子を買い込んでいる」。幹部は家宅捜索を決断した。〔共同〕
イラストレーター、菓子買い込み