原爆:投下の日「煙幕」…八幡製鉄所の元従業員が証言

毎日新聞 2014年07月26日 07時30分(最終更新 07月26日 12時54分)

煙幕装置の配置を図示しながら証言する宮代暁さん=大分市で2014年5月、比嘉洋撮影
煙幕装置の配置を図示しながら証言する宮代暁さん=大分市で2014年5月、比嘉洋撮影

 元従業員らの証言について、長崎原爆被災者協議会の山田拓民(ひろたみ)事務局長(83)は「戦後70年近くになっても原爆を巡る新しい事実が明らかになるのは興味深いし、これからも掘り起こしていく必要がある。煙幕で思い悩まないでほしい。許せないのは、投下地点がどこであれ、あんな爆弾を大勢の市民がいるところを狙って落とそうとしたことだ」と語った。【比嘉洋、高芝菜穂子、曽田拓】

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