トップページ社会ニュース一覧降水予測システムの精度 大幅に向上へ
ニュース詳細

降水予測システムの精度 大幅に向上へ
7月26日 4時17分

降水予測システムの精度 大幅に向上へ
K10033071611_1407260519_1407260523.mp4

どこでどれだけの強さの雨が降っているかや、今後の雨雲の動きを地図上に表示する気象庁のシステムの精度が大幅に向上し、来月からホームページで公開されることになりました。
気象庁は「局地的な激しい雨の対策などに役立ててほしい」としています。

気象庁は現在、全国に20か所あるレーダーによる観測や、雨量計のデータをもとに、どこでどれだけの強さの雨が降っているかを分析し、1時間先までの雨雲の予想とともにホームページで公開していますが、1キロ四方までの精度しかなく、局地的に発達する雨雲を正確に予測できないなどの課題がありました。
新たなシステムは、国土交通省のレーダーや、自治体が設置している雨量計のデータを活用することで、これまでの16倍の精度の250メートル四方で雨の強さや今後の雨雲の動きを表示できるということです。
24日、東京都内で急激に発達し、非常に激しい雨を降らせた雨雲について検証したところ、雨の強さを正確に表現し、30分後に東へ移動する様子も予測できたということです。
新たなシステムは来月7日の午後から気象庁のホームページで公開され、スマートフォンからも見ることができるということです。
気象庁の西嶋信主任予報官は「局地的な激しい雨では川が急に増水したり、低い道路が浸水したりして、被害が起こりやすい。新しいシステムで危険をいち早く把握し、避難などに役立ててほしい」と話しています。

[関連ニュース]
k10013307161000.html

[関連ニュース]

  自動検索

このページの先頭へ