君は日比谷線の新型車両を知っているか

東京メトロと東武鉄道が2016年度から導入

四半世紀にわたって活躍してきた日比谷線03系電車。全42編成中20編成に5ドア車が連結されている

東京メトロ日比谷線が変わる。

去る4月30日、東京メトロと東武鉄道は、2016年度から日比谷線に新型車両を導入することを発表した。東京メトロと東武鉄道が共同で開発し、2023年度末までに全車両が置き換えられる計画だ。

現在、日比谷線で使用されている車両は、いずれも1988年度から導入が始まった車両。実に28年ぶりのフルモデルチェンジだ。だが、これは単なる車両の置き換えではない。

キーワードは「20メートル」と「ドア位置の統一」

現在の日比谷線は、全長18メートルの車両が8両編成で運行されているが、8両すべてが片側3ドアの編成と、両端2両ずつに片側5ドアを備えた編成が混在している。

5ドア車は、ラッシュ時の乗降をスムーズにするため1990年代に導入された車両だ。ホームの両端に出入口が多い日比谷線の特性に合わせて開発され、ラッシュ時に最大限運行できるよう全編成の約半分に導入された。比較的余裕がある日中は、座席の多い3ドア車を中心に運用するなど、きめ細かいサービスで混雑緩和と顧客満足度の向上に成果を挙げてきた。

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