【ヒューマン】ＡＫＩＲＡ、世界に羽ばたくグレートアクターに！

ロケ先の千葉・房総の海をバックに、鬼塚英吉おなじみの「ウィ～ッス！」ポーズを爽快に決めるＡＫＩＲＡ【拡大】

　アルバイトをしながら独学でダンスを追求していた２１歳のとき、静岡から上京して出演したクラブイベントで運命が変わった。一緒にパフォーマンスする仲間を探すため、クラブをめぐっていたＥＸＩＬＥのＭＡＫＩＤＡＩ（３８）、ＵＳＡ（３７）の目にＡＫＩＲＡのダンスがとまり、「一緒にやらないか」と声をかけられた。

　「当時の僕はスキンヘッドで色黒だったので、ＵＳＡさんにブラックと間違われて『Ｃａｎ　ｙｏｕ　ｓｐｅａｋ　Ｅｎｇｌｉｓｈ？』と話しかけられました（笑）。誘っていただいたときは本当にうれしかった。お二人はもちろん、（リーダーの）ＨＩＲＯさんも、こんな僕に最初、敬語であいさつしてくれて、ＥＸＩＬＥの先輩たちみたいな男になりたいとあこがれて背中を追いかけてきました。芸能界の恩師？　メンバー以外にいない」と“グレートティーチャーたち”に感謝する。

　０６年から俳優活動をスタート。ＥＸＩＬＥが国民的存在に上りつめる一方、役者・ＡＫＩＲＡも１１年のＮＨＫ大河ドラマ「江～姫たちの戦国～」に豊臣秀勝役で出演するなど着実にキャリアアップし、主役を張れる存在に成長した。

　「俳優としての僕のポリシーは、芝居をするときはＥＸＩＬＥやダンスの色を封印すること。逆にＥＸＩＬＥの現場ではドラマや映画の台本は開きません。謙虚に感謝を忘れず、全力で誠実に何事も向き合いたい」と熱く語る。

　サッカーもダンスも挫折の繰り返しだったが、「夢は漠然とでっかく持ってきた」。俳優としては「いつかアジアやアメリカでも活動してみたい。『これはできない』という役者にだけはなりたくない」と前を見据える男は、グレートアクターＡＫＩＲＡを目指す。

（紙面から）