二の腕や太もも、ウエスト……女性ならば、気になるパーツを少しでもキュッとさせたいという思いがありますよね。エステやマッサージって本当に効くのでしょうか!?
どうやら施術後のあなたの行動を変えれば、ぐっと成功に近づくようです。
今回は、パーツ痩せをしたいあなたのために、マッサージ後にやってほしい有酸素運動とその理由をご紹介します。
■まずは体脂肪の種類を知る
体脂肪には、内臓脂肪と皮下脂肪の2種類があります。皮下脂肪は、全身の肌の下にくまなくあることで衝撃から体を守り、体温を保ち、飢餓状態に備えて栄養を蓄えるといった役割をしています。
内臓脂肪は腹部の腸間膜につく体脂肪を指し、臓器を定位置に固定する役割があります。皮下脂肪は女性につきやすく、落としにくいもの。内臓脂肪は男性につきやすく、食生活や運動のバランスで改善しやすいものと覚えましょう。
■エステの数センチ痩せは本当?
マッサージにより一時的に組織体液が移動することで、あたかも数センチのパーツ絞りが成功したようにうたうエステサロンには、注意が必要かもしれません。脂肪が横にずれてサイズダウンしているだけなので、すぐに元に戻ることがわかっているからです。
ただし、マッサージで脂肪細胞を刺激して強制的に脂肪を分解し、消費されやすい状態にして、うまく脂肪燃焼ができれば痩身可能なのでは、という見方はできます。
過剰な結果だけを強調するサロンは、怪しむべきかもしれません。しかし、理論に乗っ取ってあなたの体の状態を説明してくれるサロンならば、安心できそうです。
理論的には、あるパーツだけの体脂肪を食事やトレーニングで優先的に燃やすことは、不可能だといわれてきました。でも、最近では、”マッサージは有効”との医学的見方もされ始めているのです。
■使われなかった脂肪は元に戻る
マッサージで、すべての皮下脂肪がなくなるわけではありません。万が一そんなことが起きれば、血中脂肪濃度が急激に高まり、大変なことになってしまいます。
食事で摂取された脂肪は酵素の働きで中性脂肪になり、血中で遊離脂肪酸とグリセロールに分かれます。その後、必要に応じて体の各所でエネルギーとして使われますが、使われなかった脂肪は再合成され、脂肪細胞に蓄積されるのです。
つまり、脂肪は使わなければ、そのまま蓄積され続けるということです。
■スペシャルケア後は積極的な有酸素運動を
血中にある遊離脂肪酸が燃やされるには、酸素が必要になります。これが脂肪を燃やすためには、有酸素運動が有効だといわれる所以です。
マッサージなどのスペシャルケアで脂肪を分解、消費されやすい状態にしてもらったら、積極的に有酸素運動を取り入れましょう。
歩く、自転車に乗るといった行動も十分な有酸素運動です。サロンに行くのを徒歩や自転車に変えるだけでも、エステの効果が上がるかもしれません。
いかがでしたか? 踏み台昇降やフラフープを使って、部屋で簡単に取り入れられる有酸素運動も実行してみてくださいね。全身の脂肪を減らす行動が、パーツ痩せを成功させるカギだったようです。
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