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プールでも熱中症に注意呼びかけ7月25日 17時19分
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夏休みに入り、親子連れなどでにぎわう各地のプールでも熱中症への注意を呼びかけています。
このうち、埼玉県所沢市の市営プールでは1時間のうち10分間は全員にプールから上がってもらい、日陰で水分補給をするよう呼びかけています。
涼しさを求めて訪れるプールですが、水の中でも熱中症の危険性があるためです。
このプールの25日正午すぎの水温は32度、プールサイドの気温を測ったところ37度を超えていました。
また、気温や湿度、日光を浴びる量から算出する「暑さ指数」は運動を原則、中止する必要があるとされる数値に達していました。
熱中症に詳しい早稲田大学人間科学学術院の永島計教授によりますと、水中でも運動すれば汗をかくのに、そのことに気付きにくいうえ、汗が蒸発しづらいため体温が下がりにくく、熱中症の危険性があるということです。
今月18日、京都市伏見区の中学校では、屋外のプールで部活動で水泳をしていた生徒など14人が熱中症とみられる症状を訴えて病院に運ばれました。
また、東京消防庁によりますと、去年はプールなど水辺にいて熱中症の疑いで救急搬送された人は26人に上ったということです。
子どもと一緒にプールを訪れていた母親は「水の中にいれば大丈夫だと思っていたので、これからは気をつけたい」と話していました。
永島教授は「プールを利用するときはこまめな水分補給を心がけるとともに、涼しいところで定期的に休むようにしてほしい」と話しています。
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