中日・大野、プロ初完封「ここまでなんとか来れました」

先発の中日・大野＝ナゴヤドーム（撮影・森本幸一）（写真：サンケイスポーツ）

　（セ・リーグ、中日１０−０巨人、１３回戦、巨人９勝４敗、２５日、ナゴヤドーム）中日・大野雄大（２５）が５安打無失点無四死球の好投を見せ、プロ初完封で６勝目（４敗）を挙げた。

　大野は一回、先頭の坂本から空振りの三振を奪うなど、３者凡退の立ち上がり。四回には一死一、三塁のピンチを招くも、村田を二ゴロ併殺に抑えた。六回以降は１人のランナーも許さず、最後のバッターとなった長野を遊ゴロに抑え、マウンドで手を叩き勝利を喜んだ。

　ヒーローの大野は「点差は気にせず、１対０の試合だと思って最後まで行きました」と振り返り、「僕自身の（プロ）初登板の試合が、東京ドームの巨人戦で４回７失点でノックアウトされた。それから日も経って、ここまでなんとか来れました」と笑顔を見せた。