ハ〜イ!日本のみなさん! 俺は先日、ある目的を持って、カトリック教会の総本山、サン・ピエトロ大聖堂がある、バチカン市国を訪問した。国連欧州本部があるスイス・ジュネーブで、国連人権委員会の調査をした(前回連載参照)後、友人たちと訪ねたんだ。
俺の祖父母4人は、イタリアから米国に渡った移民だ。つまり、生まれて初めて、自分のルーツである国に行ったわけだ。俺はローマ・カトリック教徒なので、壮大な大聖堂を見たときはとても感動した。
バチカン訪問の目的だが、日本の友人から「第2次世界大戦のA級戦犯14人が、東京・九段の靖国神社に合祀された(1978年)後、東京のお寺の僧侶が、当時のローマ法王にお願いして、サン・ピエトロ大聖堂で日本人戦犯のためのミサを行った」という話を聞いたからだ。
これが事実かどうかを確かめに行ったんだ。
靖国神社については、安倍晋三首相をはじめ、日本の歴代首相や閣僚らが参拝するたびに、中国や韓国が「戦争犯罪人が祀られている神社へ行くなんてとんでもない」と批判している。バチカンが戦犯のためのミサを行ったとすれば、中韓はローマ法王庁も批判しないと一貫性がないよな。