【痛快!テキサス親父】構図がそっくりな「靖国」と「慰安婦」 バチカンで行われていた日本人戦犯のミサ (2/2ページ)

2014.07.25


マラーノ氏(中)は、友人とともにサン・ピエトロ大聖堂を訪ねた【拡大】

 さて、バチカンでの調査だが、残念ながらサン・ピエトロ大聖堂では確認できなかった。大聖堂に到着したとき、約2キロもの行列ができていて、時間的に中に入って調べることができなかったんだ。代わりに、俺の所属するテキサスのカトリック教会の神父さんを通じて、事実関係を確認してもらった。

 すると、ローマ法王庁から「1980年に(日本人戦犯のための)ミサが行われたことは事実である」という返事がきた。さらに詳細を知るため、現在、神父さんを通じてローマ法王庁に問い合わせをしている。返事が来たら、また、みなさんに紹介しようと思う。

 俺は2011年の初来日以来、日本に行くたびに靖国神社を参拝している。これは、国のために尊い命を捧げた人々の魂や精神に敬意を払うためだ。文化的に進んだ国や国民にとっては当然のことだ。

 靖国神社へのA級戦犯合祀は、朝日新聞が79年4月に報道して、一般的に知られた。その後、日本の首相3人が何度も参拝したが、中国も韓国も一切問題にしなかった。中国や韓国が騒ぎ出したのは、朝日新聞が85年8月15日、当時の中曽根康弘首相の公式参拝を批判してからだ。慰安婦問題の構図とソックリだな。

 親愛なるみなさんと日本と米国、そしてイタリアに神のご加護がありますように。

 では、また会おう!

 ■トニー・マラーノ 評論家。1949年生まれ。テキサス州在住のイタリア系米国人。サラリーマンを退職後、動画サイト「ユーチューブ」などで連日、評論活動を行っている。世界のあらゆる“悪”と戦う「プロパガンダ・バスター」でもある。大変な親日家であり、日本でも圧倒的ファンを獲得している。著書に『テキサス親父の「怒れ! 罠にかかった日本人」』(青林堂)など。

 

注目情報(PR)

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

毎日25分からのオンライン英会話。スカイプを使った1対1のレッスンが月5980円です。《体験無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。