【ドーハ=斉藤太郎】安倍晋三首相は28日、カタールのドーハでタミム首長と会談し、シリア情勢について「シリア情勢の悪化の責任は、暴力に訴え、無辜(むこ)の人命を奪い、人道状況の悪化を顧みないアサド政権にある。アサド政権は道を譲るべきだ」と述べ、退陣を要求した。
安倍首相は化学兵器の使用疑惑について、「きちんとした調査で事実関係が早期に明らかにされることを強く望む。国際社会は急いで暴力の停止を実現していかなければならない」と述べた。
オバマ米大統領や欧州連合幹部のほか、周辺国のヨルダン国王らがすでに退陣を求める声明を出すなどしている。
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朝日新聞官邸クラブ