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ヤフー 中古AEDを出品禁止に
7月25日 17時19分

ヤフー 中古AEDを出品禁止に
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心臓発作の場合に電気ショックで心臓を正常に戻す医療機器「AED」の中古品が適切に管理されないままネットオークションで個人売買されている問題で、ネットオークション最大手「ヤフオク!」を運営する「ヤフー」は、「生命に直接影響を及ぼす危険性がある」として25日から自主的に中古のAEDの出品を禁止し、サイトからの削除を始めました。

この問題は医療機器としてリコールの情報などを確実に届けるため法律で販売業者に購入者の連絡先などを把握する義務が課せられているAEDについて、これまでに全国で5000台以上が行方不明となり、一部が中古品としてネットオークションで個人売買されていることが明らかになったものです。
その数は過去2年間で急増し、150台以上に上っていますが、現行の法律ではこうした個人売買は規制の対象になっておらず、専門家から「安全性と信頼性が求められるはずのAEDが不適切な形で流通しているのは問題だ」と指摘されていました。
こうしたことを受けてネットオークション最大手「ヤフオク!」を運営する「ヤフー」は「生命に直接影響を及ぼす危険性があり取り扱いを慎重に検討したい」として25日から当面の間AEDの出品を禁止し、サイトからの削除を始めました。
また厚生労働省も現行法で規制できないAEDの個人売買について「不適切」としたうえで、安易に個人売買しないよう注意喚起したいとしています。

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