シンゾースレイヤー
2014年7月6日 コメントする
◆知性と正義感が武器……だった
「知性と正義感を唯一の武器とする非暴力ネット・ジャーナリスト」。
この理想と現実との乖離が顕著な肩書は、リチャード氏が夢源樹のトークイベントに出た際につけていたものである。
これ以前に「非暴力」という肩書をつけていた記憶はないが、リチャード氏の活動は武力に頼ることなく「ユダヤ金融資本」を倒すことであったのは確かである。
リチャード氏は金融ユダヤ人の企みを先読みし、それをネットで先回りして公開し、世界中に拡散することで敵の動きを封じると豪語してきたし、一台のPCだけで銃弾を使うことなく、戦争に勝利することができるとも言っていた。
武器を使わず、情報ツールを駆使するだけで世の中を平和にできるというのは、なんだか誰にでもできそうな手軽さがあるし、完全無欠で潔癖とすら言えるかもしれないレベルの平和を希求する人たちにとっては、一つの魅力だろう。
しかし、このリチャード氏の平和な戦闘方法が放棄されつつある。
不正選挙のころに「戦争状態」を宣言し、党員や支持者たちを違法(と言っても軽犯罪レベル)な活動へと駆り立てていった過激化を見せていたが、今回は自衛隊に武力による政府の打倒を提唱し始めたのだ。
◆集団的自衛権
安倍政権が閣議決定した集団的自衛権行使容認が、リチャード氏からポリシーを忘れさせた原因である。
集団的自衛権の行使容認を受け、リチャード氏は「もはや戦争はいつでも起こせることになりました」、「創価学会のバカの皆さん、偽票を書いたあなた方のおかげで、あなた方の息子や孫が無駄に死にます」などと書きだし、巷にいる「集団的自衛権の行使容認→徴兵制復活」というむちゃくちゃな論法を引っ提げている人たちとあまり差のない状態である(どっちか「堕ちた」のかは不明)。
前々から日・中・朝・韓・米のトップはユダヤ金融資本の手先だったはずだから、集団的自衛権がなくっても戦争を起こせそうなものである。
これまで戦争が起こせなかったのに、集団的自衛権が容認されたら戦争が起こせるようになるという、その差が全く謎である。
ともかくこの事態に対してリチャード氏は強烈な反応を見せており、そのためかこれまでの行動パターンからは外れる発言をしている。
『新宿南口で男性が焼身自殺図る 「集団的自衛権の行使容認に反対」演説後』の記事では以下のように書いている。
新宿駅焼身自殺未遂、情報求めます。
安倍偽総理の蛮行に対してついに実力行使が始まりましたね。
あすは大規模な反安倍政権デモもあるようで。
安倍さん、テロというものは完全には防げないものですが…..最善を尽くしてください。
焼身自殺未遂をした人や反安倍政権デモを行おうという人をテロリスト扱いである。
まあ、他人に向けたものであろうと自分に向けたものであろうと、暴力で願望を押し付けようとした焼身自殺はある意味テロリズムに通じるものがあるが、そのテロ行為を容認しようとするリチャード氏の態度はこれまでとは異なっている。
これまで、リチャード氏は様々なデモ活動に対して否定的であった。
小沢一郎擁護デモや、反原発デモなど、彼の政治的な信条とほぼ同じ方向性のものであっても、独立党やリチャード氏自身が参加せずにいた。
いずれの場合においても、「デモを過激化→ 暴動 → 鎮圧のための強権政府の誕生 → 不都合な人間の抹殺&戦争」というゴールデンパターンで拒絶を示してきたにもかかわらず、今回はデモからテロへの発展を期待している。
ただこの時点でリチャード氏の頭にあったのは、政府を暴力でどうにかするという発想ではなかった可能性もある。
◆「シンゾー死すべし、慈悲はない」
『新宿南口で男性が焼身自殺図る 「集団的自衛権の行使容認に反対」演説後』からそれほど時間をおかずに書かれた『全国の安倍晋三が大嫌いな皆さんへ』や、『日本はもはや法治国家ではない。ユダ治国家である。』の記事を読んでいると、いずれの文章でもとにかく安倍晋三の死を望む願望が強く出ている。
『全国の安倍晋三が大嫌いな皆さんへ』では言わずもがな呪殺を呼び掛けているし、『日本はもはや法治国家ではない。ユダ治国家である。』では「安倍への批判を集めておいて暗殺して、反動を利用して煩い人物を拘束して黙らせるなんていう手口、使います?後がない、ユダ金さん。」という文章が書かれており、安倍晋三は死に役である。
そしてこの後に書かれた、自衛隊へ呼びかけた記事『自衛隊の諸君は、銃口を安倍晋三に向けよ。』でも、「安倍を抹殺すれば、戦争は阻止できる」と書いており、政府を武力で抑え込むとかなんとかいうより、安倍晋三への敵意が前面に出ている。
この後に書かれた『今後は、自衛隊の諸君への「啓蒙活動」が肝要になってくると思われます。』、『爽やかな朝です。』、『非合法の政権を国軍である自衛隊が武力で鎮圧するのはどこも間違っていない。』あたりは少し頭が冷えたのか、安倍晋三への殺意ではなく不正な政府を打倒するために、自衛隊の武力行使を求める姿勢を見せている。
安倍憎しの個人的な感情が最初で、その後に不正な政府の打倒という路線へ修正し、感情的な物言いを取り繕ったのではないかと思われる。
いずれにしても、武力に頼ることなく世界的な平和を実現しようという理想を忘れて、思い通りにならない現実に対して感情任せに怒りを見せている「知的精鋭」のリーダーの姿がそこにはあった。
この知性とか理性とかを放棄した、感情優先の態度をさらに取り繕うためか、リチャード氏は『安倍晋三不正選挙偽総理の「罪状」を明確にしておく必要があります。』では、法にのっとった裁きによって安倍晋三に死んでほしいという心情を吐露している。
要するに、彼は死んでほしいのである。
自分に従わないもの、敵対するものに。
彼の中での「非暴力」とは、「自分の手を汚さない」という程度のことなのかもしれない。
【おまけ】
『ということで、再審請求です。今度は最高裁の法廷でミュージカルの上演です。ワクワクですね。』の記事では、判事たちに死んでほしいようである。
ユダヤ権力は必ず失権し糾弾されます、。司法に巣食うごろつきのみなさんも同様に白日のもとに引き出され、国民の前で断罪されます。国民の怒りがあなた方の首を胴体から切り離します。
その日が楽しみですね、小貫芳信、千葉勝美、鬼丸かおる、山本庸幸さん。
《参考記事》
『新宿南口で男性が焼身自殺図る 「集団的自衛権の行使容認に反対」演説後』
『全国の安倍晋三が大嫌いな皆さんへ』
『日本はもはや法治国家ではない。ユダ治国家である。』
『自衛隊の諸君は、銃口を安倍晋三に向けよ。』
『今後は、自衛隊の諸君への「啓蒙活動」が肝要になってくると思われます。』
『爽やかな朝です。』
『非合法の政権を国軍である自衛隊が武力で鎮圧するのはどこも間違っていない。』
『安倍晋三不正選挙偽総理の「罪状」を明確にしておく必要があります。』
『ということで、再審請求です。今度は最高裁の法廷でミュージカルの上演です。ワクワクですね。』
(richardkoshimizu’s blog より)
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