- [PR]
ライフ
「第3の洗剤」乳幼児の誤飲が多発 ゼリーと誤認?発売2カ月半で23件
死亡や後遺症が出るような重篤な被害はないが、水に触れるとフィルムが破れ、洗剤が口内に入ることから、繰り返し吐くなどの症状が出るという。
P&Gによると、同情報センターからの報告を含め、同社には、6月末までに顧客などから計23件の被害報告があった。製品の回収や形状変更などの対応を行う予定はないという。
P&Gジャパンは国内発売前、専門家から「菓子と間違えないよう、ボールを透明や暗い色にすべきだ」などとアドバイスを受けていた。アドバイスしたのは、子供の事故に詳しい「緑園こどもクリニック」の山中龍宏院長。ジェルボールの誤飲が海外でも多発していることから昨年11月ごろ、同社から防止策について助言を求められた。
山中院長は同社の担当者に、「食品と間違いやすい色はやめ、透明や暗い色など口に入れにくい色にする」「口に入らないサイズにする」などと要望したが改善されなかったという。
同社によると、海外での実験では子供が好む色に一貫性はなく、「色によって誤飲の危険が増すとは考えにくい」と判断。容器の形状を、子供には蓋が開けにくいようにしたり、中が見えにくいよう半透明にしたりといった対策にとどめたという。
関連ニュース
- [PR]
- [PR]