東海 NEWS WEB
名古屋放送局WEBへ

マイエリア

地域ニュースを最大2つ表示できます。
都道府県を選択して、設定ボタンを押してください。

設定方法

ニュース詳細

半田空襲から69年で献花
07月25日 09時39分

半田空襲から69年で献花
3003214021_20140725095936.mp4

太平洋戦争の末期、愛知県半田市で軍需工場などが爆撃された半田空襲から24日で69年となるのにあわせて、地元の人たちが追悼碑に花を手向け犠牲者を供養しました。
69年前の24日、半田市では当時の中島飛行機半田製作所の工場などが米軍に爆撃された半田空襲があり、少なくとも264人以上が犠牲になったとされています。
この日にあわせて市内の公園にある犠牲者の名前が刻まれた追悼碑に地元の住民や空襲の研究者10人余りが集まり、追悼碑をブラシや布できれいに磨き上げました。
そして、空襲があった午前10時38分にあわせて1分間の黙祷をし、1人ずつ追悼碑に花を手向けて犠牲者を供養しました。
住民の中には実際に半田空襲を体験した人もいて、追悼碑に手を合わせて犠牲になった人たちに思いをはせていました。空襲を体験した細山喬司さん(82)は「防空壕に逃げ込んで上から落ちてくる爆弾に耐えていた時は恐怖のどん底でした。空襲を経験した私たちでさえ、そのときの恐怖感が薄れてきているので、これからも出来るかぎり、若い人たちに伝えて悲惨な記憶を風化させないようにしたい」と話していました。