韓国経済の中国依存度上昇、60%貿易黒字は中国から

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韓国・聨合ニュース23日付報道によると、韓国経済の中国依存度は深刻化している。貿易のほか、国内需要、ファイナンス、不動産など、ほとんどすべての経済分野で中国の影響力は大きい。

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韓国経済は輸入、輸ともに中国に高度依存している。韓国銀行(BOK)が23日に発表した情報によると、2013年、韓国の6171億ドルの輸出額の中で、1349億ドル(総額の21.9%)が中国への輸出額だった。同期の輸入額5366億ドルの中で、876億ドル(総額の16.3%)が中国からだった。輸出入両分野で、中国は共に1位を占めた。貿易黒字から見れば、中国の比重は1998年の7.7%から2013年には58.8%に上昇した。

韓国国内市場の対中国依存度も日増しに上昇している。中国観光客がいなければ、明洞では閉鎖に追い込まれる店舗が出る。韓国銀行カード業界1位の新韓銀行のビッグデータによると、2013年、中国観光客が韓国で支払ったカード決済額は2012年より82.7%も増加した。430万人の中国観光客が韓国で支払ったカード決済額は3兆8000億ウォンに達し、外国人によるカード決済額の48.1%を占めた。

韓国ファイナンス業における中国資金の絶対的影響力もおろそかにしてはならない。2013年12月-2014年5月、中国人投資者は韓国有価証券市場に1兆4120億ウォンを投入し、各国別投資者の投資規模の中で1位になった。6月までに、韓国国内の人民元預金残高は100億ドル以上で、韓国国内で居住する外国人外貨残高総額の20%を初めて超えた。人民元預金残高は1年で約50倍も急増した。

(翻訳 王琬璐)