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【サッカー】

アギレ監督 発表 熱血采配で日本代表再建だ!

2014年7月25日 紙面から

W杯南アフリカ大会でメキシコの監督を務めたハビエル・アギレ氏=2010年6月、ヨハネスブルクで(共同)

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 日本サッカー協会は24日、次期日本代表監督にハビエル・アギレ元メキシコ代表監督(55)の就任で合意したと発表した。契約期間や年俸は非公表で、8月中旬に来日して正式契約する。初のメキシコ人監督で次回2018年のロシア大会を目指す。初采配は9月5日に札幌ドームである国際親善試合のウルグアイ戦となる。来年1月にオーストラリアで開催されるアジア・カップでの2連覇が当面の目標。リオデジャネイロ五輪を目指すU−21(21歳以下)日本代表の手倉森誠監督(46)がコーチとして加わる。

 新しい日本代表監督にサッカー協会が求めたのは「引き出しの多さだった」。会見した原博実専務理事(55)は「22日、日本時間は23日に合意した。彼のいろんな経験の中で勝負強さを植え付けてほしい」とアギレ新監督への期待を口にした。契約期間については「ロシア大会に向けてということで詳しいこと、何年とかは話せない。お互いに話さないことになっている」と明言を避けた。

 ブラジルW杯後、原専務理事と交渉の過程でアギレ新監督は日本についてこんな感想を話したという。「日本の結果は残念だった。こういう大会ではほんのちょっとしたことで駄目になる。だが、日本のポテンシャルはもっと高い。もっとやれる力がある。オレの経験を伝えたい。日本人はテクニックのある選手が多い。だが、試合の経験も、強さも、勝負強さも足りない」

 日本サッカー協会は、メキシコ代表監督として2度のW杯で残した実績だけでなく、スペイン時代のオサスナで05−06シーズンに4位に躍進し、チーム史上初のCL出場したこと、最近では中村俊輔の退団後、選手が大量に去り、降格危機にあったエスパニョールを中位まで引き上げた手腕も評価している。

 「攻めだけでなく、戦力を見て引くこともできる、引き出しの多い監督」と原専務理事。W杯ブラジル大会で1分け2敗に終わったザックジャパンの反省を踏まえての人選となった。

 スタッフはコーチ、フィジカルコーチ、GKコーチともアギレ新監督の連れてくるスタッフが占め、そこにU−21代表の手倉森監督がコーチとして加わることになる。ビザが取れ次第、8月中旬に来日し、9月から合宿。初戦のウルグアイ戦(札幌・9月5日)がアギレジャパンの初陣となる。

  (荒川敬則)

 

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