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慰安婦問題の解決要請=関係改善へ期待―韓国大統領、舛添都知事と会談

時事通信 7月25日(金)11時51分配信

 【ソウル時事】韓国の朴槿恵大統領は25日午前、ソウルの韓国大統領府で、舛添要一東京都知事と約40分間会談した。冒頭、朴大統領は従軍慰安婦問題について「普遍的な人権問題だ」と述べ、日本政府が解決に努力するよう要請。歴史問題などに関し「一部の政治家の言動により、両国関係が難しくなっている」と安倍政権の対応を批判する一方、関係改善への期待もにじませた。
 朴大統領が日本の要人と個別に会談するのは昨年2月の就任直後以来初めてで、冷え込んでいる両国関係改善への契機となるか注目されていた。舛添知事は会談後、記者団に「日本に対して大統領がいつも言っていることで、特別新しい認識が示されたとは思っていない」と述べた。
 会談は舛添知事側が申し入れた。知事は会談で、日韓関係改善に向けた安倍晋三首相のメッセージを伝達。また、304人の死者・行方不明者を出した客船「セウォル号」沈没事故に対する哀悼の意を表した。
 朴大統領は会談で、「両国国民は互いに友情を分かち合いたいが、政治的な困難により、国民の心まで遠くなっていくようで残念だ」と強調。「正しい歴史認識を共有しつつ、両国関係を発展させられるよう、知事の努力をお願いする」と求めた。
 舛添知事によると、両者は在日韓国・朝鮮人らへのヘイトスピーチ(憎悪表現)は許さないとの認識で一致した。舛添知事は会談後、「厳しい歴史認識はあるが、関係改善の気持ちがひしひしと伝わる良い会合だった」と述べた。 

最終更新:7月25日(金)13時13分

時事通信

 

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