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サンマ漁でイワシが大量に水揚げ7月25日 13時02分
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北海道東部では今月初めからサンマ漁が解禁されましたが、水揚げ量はこれまでのところ記録的に少ない一方で、単価の比較的安いイワシが大量に水揚げされ、漁業者から困惑の声が上がっています。
北海道の東部では10トン未満の小型船によるサンマの流し網漁が今月8日に解禁されました。
しかし、この2週間余りの地元での水揚げ量は5トンほどと去年の10分の1程度にとどまって、統計を取り始めた平成9年以降、最も少なくなる一方で、イワシが大量に水揚げされています。
25日朝、釧路港に戻ったサンマの小型船からの水揚げもイワシがおよそ20トンだったのに対してサンマは1トンほどにとどまりました。
釧路水産試験場によりますと、サンマ漁が不振な一方でイワシが大量に水揚げされる要因として、北海道東部から三陸沖にかけての先月下旬の海水温が例年より2度から3度高く、イワシが好む水温だったことが挙げられるとしています。
イワシはサンマと比べて単価が安く、地元の漁業者は「サンマがとれないと話にならない。このままでは相当厳しい状況だ」と話していました。
釧路水産試験場によりますと、この秋にかけて北海道東部の沖合の海水温が下がれば千島列島沖にいるサンマが南下して、水揚げ量が上向く可能性があるということです。
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