韓国政府 ガザ地区に100万ドル人道支援へ
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部は24日、イスラエルの軍事作戦で市民の犠牲が増大しているパレスチナ自治区ガザに対し、国連機関を通じ100万ドル(約1億円)規模の人道的支援を行うと発表した。
イスラエルとイスラム原理主義組織ハマスの戦闘が激化し、ガザ地区では女性や子どもの犠牲が増えるなど人道的な危機が高まっていると判断したもようだ。政府関係者は「多くの国が支援を表明している。韓国も賛同することにした」と話した。
政府は在イスラエル韓国大使館や国連韓国政府代表部などと協議した上で、支援ルートなど詳細を決める方針だ。
一方、国連人権理事会は23日(現地時間)、イスラエルのガザ地区攻撃を非難し、人権侵害の実態を調べる調査委員会の派遣を盛り込んだ決議案を採択したが、韓国は棄権したとされる。政府関係者は、全体的な状況を見極めた上で決定しなければならず、採決には常に慎重を期していると話した。