【名古屋場所】豪栄道3日連続横綱撃破に挑戦も日馬の壁破れず
2014年7月25日6時0分 スポーツ報知
◆大相撲名古屋場所12日目 ○日馬富士(上手投げ)豪栄道●(24日・愛知県体育館)
豪栄道は立ち合いから日馬富士を押し込んだが、右四つで食い止められると最後は上手投げで屈した。関脇以下が3日連続で横綱撃破となれば1909年6月場所の優勝制度制定以降で初だったが、快挙はならず。頭と左肩に砂をベットリつけた豪栄道は「左上手を取られたのが敗因」と分析した。
3横綱最後のとりでを守る形となった日馬富士は「今場所は勝っても負けてもあっという間に終わって、力が出せる相撲がなかった。やっと力を出せた」と充実の表情。12日目でようやく勝ち越しを決めた。
大関昇進の目安は三役の3場所合計33勝。豪栄道が3横綱を撃破すれば機運が盛り上がるところだったが、残り全勝でも32勝で届かない。北の湖理事長は「3横綱を倒すと印象が違う。そういう意味では大きな一番だった」と話した。